いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本女子サッカー五輪代表、近賀ゆかり選手をクローズアップしてみたいと思います。
日テレ・ベレーザ時代はフォワード
学生時代は女子サッカーの名門「横須賀シーガルズ」に在籍。当時から日テレ・ベレーザ入団まで、一貫してフォワードとしてプレーしていました。2003年、ベレーザに入団後もウイングやトップ下など、攻撃的なポジションでの起用が続いたのですが、好不調の波が大きくレギュラーには定着できませんでした。 2006年、当時の代表監督により豊富な運動量とスピードを買われてサイドバックにコンバートされると代表に定着。以降、5年以上に渡って不動の右サイドバックとして『なでしこジャパン』を支えてきました。
驚異のオーバーラップ
元々はウイングである近賀選手の攻撃力は、相手にとって驚異的です。一試合を通して走り続けられる抜群のスタミナ。スピードを生かした縦に速いドリブル。精度の高いクロスボール。ミドルレンジからの強烈なシュートなど、多彩な攻撃パターンで90分間相手ゴールを狙い続けます。
攻撃参加のタイミングに優れており、的確な距離で味方をサポートしながらサイドに起点を作ることができます。最も特徴的なプレーは、フォワードを追い越して一気にシュートまで持ち込むダイナミックなオーバーラップ。相手ディフェンスはマークするタイミングが計りづらいので、裏を取られやすいのです。ディフェンダーながら国際Aマッチ5得点という高い得点能力を誇ります。
堅実な守備でディフェンスラインも安定
ディフェンダーとしては小柄ですが、フィジカルコンタクトが強くマンマークに強いのが特徴。スピードを生かした巧みなカバーリングで、攻撃の芽を摘む堅実な守備が持ち味です。また、攻撃に出るときと、守備に留まるときの判断が優れているので、背後のスペースをつかれてカウンターを食らうケースが少ない選手だと言えます。
総括
ロンドンオリンピックでも右サイドバックは近賀選手で決まりでしょう。筆者が期待するのはここ一番での積極的な攻撃参加です。決勝トーナメントで強豪国と対戦したとき、重要な局面で試合を決めるゴールに期待しています!
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