【生息地】壱岐島(長崎県) 【特 徴】櫂を操る力強い腕っぷし
※その他の情報については個人情報のためヒ・ミ・ツ
【名 前】はるのちゃん(写真左) 【性 別】♀
【生息地】壱岐島(長崎県) 【特 徴】弥生社会のシンボル「稲作農耕」の姿
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※写真真ん中・・・人面石くん(長崎県教育庁所属)
大活躍の壱岐なカップル?
筆者は福岡市内に住んでいたことがあるのですが、確か初めて見かけたのは「博多どんたく港祭り」だったと記憶しています。心を潤し心を癒す島!壱岐のマスコット、海都くん、はるのちゃんです。厳密には壱岐市立一支国博物館のマスコットなのですが、博物館のみならず様々なシーンで大活躍!!2001年に活動開始し、10年以上壱岐のPRに奔走してきました!!実に「ゆるキャラブーム」の前から活躍を続け、港の出迎えやイベントなど、壱岐にまつわるシーンで出会うことが出来ます。
見た目はカワイイけど・・・、実はたくましい海の男!
海都くんは船を漕いでいるイラストが定番。壱岐はかつて日韓の交流において、重要な役割を果たしていたことはご存知でしょうか。『魏志』倭人伝には「南北市糴(ナンボクシテキ)」という言葉が出てきます。「糴」という字は難読ですが、「米を買い入れる」という意味が含まれます。転じて「交易」という意味を成すのです!(もちろん知りませんでした。)南北間の古代交易において間に位置し、その拠点として栄えた壱岐は海都と呼ばれました。そんな時代背景が彼の名の由来にもなっているのです。 イラストでは、頭には海原をモチーフにした冠、櫂を持って海に渡る力強さを表現。可愛い顔してこの子わりとやります。たくましい海の男なのです。
「ハラノ」じゃないよ。「はるの」だよ!
さて、その海都くんとよく一緒にいる女の子がはるのちゃんです。国特別史跡である、「原の辻遺跡」がその名の由来です。「ハラノツジ」でなく「ハ ル ノツジ」。余談ですが、九州は「原」を「ハル(バル)」と呼んじゃう風土なのです。筆者が良く使っていた電車の駅は「春日原(カスガバル)」や「笹原(ササバル)」だったし、当時の職場の近くには「原田(ハルダ)」という場所もありました。そう言えばあの某元県知事も東国原・・・なんて名前でしたね。話がだいぶそれましたが、マスコットの名前ひとつでも色んな話題が込められていたりします。せっかく訪れるならいちいち注目してみましょう!
ちなみにはるのちゃんの恰好、この衣服は貫頭衣(かんとうい)と言い、3世紀末の日本の人々は貫頭衣を着ていたと言われています。「昔からたくさんおコメも獲れるけど、現在は、壱岐牛をはじめ、メロンやアスパラなどたくさんの特産品があるょ。」と、はるのちゃん。離島ではあまり見かけない青果も豊富!もちろん離島ならではの海の幸も一級品揃い!海都でありながら、味の都でもあるのです。あ、新キャラクターで味都(アジト)くんってどうですか?(笑)・・・スミマセン。 いつも仲良さげに見えるふたり。どう考えてもアレなんですが・・・、ふたりの関係は
「教えられません!」(はるのちゃん)とのこと。果たして・・・
※画像は壱岐市立一支国博物館様のご提供、壱岐市教育委員会様の許可を得て掲載しています。
【名 前】つじまるくん 【性 別】?
【生息地】壱岐島(長崎県) 【特 徴】最先端の情報をいち早く入手する触角
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つじまるくん
一見普通のヤドカリかな~なんて思いましたが、よく見れば宿が土器になっちゃっています。はるのちゃんと同じく「原の辻遺跡」に由来。辻は交差点を意味し、道、人、風が交わる場所なのです。かつては日韓交流の拠点として、今は土器を通じた古代人と現代の交流の懸け橋として、原の辻遺跡はその役割を果たし続けます。
【生息地】壱岐島(長崎県) 【特 徴】鮮やかな緑色
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とんぼ玉くん
鳥・・・鳥なんでしょうか・・・。とんぼ玉とは原の辻遺跡から出土した、日本最古のとんぼ玉がモチーフです。大きさ0.5cmほどのガラス玉に装飾を加えたそれは、まさに弥生時代の工芸品。2000年も前から工芸の文化があったことも驚きですが、そのとんぼ玉が物語る歴史こそ、壱岐にとって重大な価値があります。
※画像は壱岐市教育委員会様の許可を得て掲載しています。
壱岐市立一支国博物館
(海都くんイラスト、イラストは古代船に乗って、未来へ向かって漕ぎ出す様子なのです!)
(はるのちゃんイラスト、時代を表す貫頭衣を身にまとい、収穫したお米を持っています。)
※画像は壱岐市教育委員会様の許可を得て掲載しています。
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