～ 昨日のお言葉 2012年4月25日 ～

「法に触れることに気づかず放送した責任を重く受けとめる」

NHKが3月に放送した番組で、ヘッドレストを外した状態で出演者に乗用車を運転させたとして、警視庁代々木署が道路運送車両法違反で口頭注意していたことが24日に分かったそうだ。産経新聞≪違法撮影で警視庁がNHK注意≫（2012年4月25日）が報じた。

NHKは「法に触れることに気づかず放送した責任を重く受けとめる」とコメントしたのだとか。

放送しなけりゃ良かったのか、というツッコミはさておき、運転席や助手席のヘッドレストを外して運転すると違反になるとは！

ニュースの真偽を検証すべく調べてみたら、道路運送車両法、もっと詳しく言うと、同法により定める省令「道路運送車両の保安基準」の第22の4条（頭部後傾抑止装置等）に抵触するということが判明した。（この規則は平成14年に追加されたらしい）

番組を見た視聴者からの問い合わせで発覚したという話だったが、そんな細かいところまでチェックしている人がいることは驚きだ。

ヘッドレストを日本語で「頭部後傾抑止装置等」と呼ぶなんて知らなかった。

運転する時は、頭部後傾抑止装置等の装着をお忘れなく！

◇参考記事：違法撮影で警視庁がNHK注意（産経新聞 2012年4月25日）