わたしは「ランニング」を趣味にしています。「フルマラソンが目標なの?」「ハーフマラソンぐらい楽勝?」などと良く聞かれますが、とんでもない!ムリです!わたしはストイックに走り続けるランナーの方とはちょっと違う走り方をしているのです。「決めたコースを走り続ける」ということをしないのです。
「行き先は自由」「気になる所では止まる・写真を撮る」。そう、正確に言うと「駆け足でうろついているだけ」なのです。「○○キロを××分で走る」という目標は立てません。つらいノルマを課してしまうとすぐにさぼりたくなってしまうので、「苦しくなったら歩く」ことにしています。最大の目的は「街のようすや路上観察」「気になるものを写真に収める」ことです。
先日NHKの「ブラタモリ」で、タモさんが「男も40を超えるとだんだん"花鳥風月"に心ひかれるようになる」と言っていましたが、わたしがまさにそれです。加えて「街」も好きなので四季折々の街のようす、自然の移り変わりを求めて、GPS機能、カメラ機能を搭載したiPhoneを身につけて走ります。
たまたま通りかかったところに「気になる物件」があっても、クルマだと急に止まるわけにもいきませんし、細いところへも入っていけません。でも「体ひとつ」なら大丈夫。ですからいつでも止まれる・どこでも行ける移動手段として「ランニング」を採用しているわけです。
自宅から15分ほど、一度も通ったことのない道を適当に走っていると、急に竹林と崖が現れました。その傍らにとてもきれいな水が湧いていて、地元のおばあちゃんが野菜を洗っています。奥の池からは子どもたちの歓声。地元の人しか知らない、こんなきれいな湧水スポットがあったなんて!これを写真にパチリ。
昔から利用している地元のローカル線。途中で不自然なカーブがあるので調べてみると「昭和初期まではカーブせずにそのまままっすぐ隣町の(現在は別の路線の)駅に通じていた」とあります。航空写真や地図で見ると「区画の形」にはあきらかにその名残が!その痕跡を求めて走り出すと、昔線路を支えていたであろう古いレンガ積みの箇所が数カ所残っています。それをカメラでカシャリ。
春は桜。初夏にはビワ、夏にはイチジク、秋は柿や紅葉。冬にはミカンやキンカン。四季折々の木々もいいですし、カワセミを見つけて時間を忘れたり、いつも決まった場所にいる「師弟関係のアオサギとコサギ」の狩りを観察するのも楽しいです。
なんとなくこんなことを毎週繰り返しているうちに、約4キロ痩せることができました。風呂上がりのビールもウマーい!走行距離や消費カロリーが表示されるなど、ランニングが楽しくなるアプリも豊富です。方向音痴だって、iPhoneのマップ機能があれば大丈夫!これからは、収めた写真もちらほらご紹介したいと思います。
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