最近ハマっているペン画。
鉛筆とは違い筆圧で色の濃薄が付けられず、均一な発色でどうやって変化をつけるかが難しくも面白くもあります。
今回は私の失敗と、こうやったら上手くいくかもしれない方法をご紹介します。
道具
今回使った道具はこちら
・鉛筆 6B
・消しゴム
・procolor 2 (ホルベイン)0.05mm
・procolor 2 (ホルベイン)0.3mm
・procolor 2 (ホルベイン)0.8mm
・アクリル絵の具 黒
・アクリル絵の具 白
・水性ホビーカラーうすめ液
・エアブラシ
・A4用紙
・マスキングテープ
ペンで描いていこう!
まず、描きたい絵をトレースするまでは前回同様にやっていきました。
0.05mmのペンでトレースの線をなぞって、髪の毛の束感を出しつつ線で描いていきます。
首のあたりの影を描いたところ、線で描くと肌が陶器のような硬い感じになってしまいました。。。
顔と首が分割されて、まるで仮面をかぶったみたいです。。。
鼻や口は線で描くと、濃くなって平面的になってしまう予想ができます。。。
悩んだ末に、点で描いてみることにしてみました。
線よりは良いのではないかと思われます。
点で描くことで硬さが和らいで、明るい部分も良い具合の濃淡が表現できました!!
髪の毛の線と顔の点の部分が分割されないように、髪の毛の中にも点を入れることで調和されたような気がします。
暗い部分は0.8mmで点をのせるといいようです。
全体的にペンを入れたら下書きの鉛筆を消して一旦離れてみると、違和感がある部分が見えてきます。
最初に線で描いた輪郭や布の線が強調されて目に付きます。
特に右側の布シワの線が強すぎて奥行きが感じられなくなっています。
ペン画の場合は一旦描いてしまうと後から薄くしたり消したりすることが出来ないのが悩ましいところです。。。
仕方ないので、アクリル絵の具(白)で線を点々で消してみることにしました。
ここで一気に消してしまうとおそらく消した部分が目立ってしまうため、点で線を弱くしたのは効果的だったのではないかと思われます。
これで布のシワの強い線が和らいで、目につきにくくなったはずです。
エアブラシで塗っていこう!
完成させてしまう前に、周りをエアブラシで色付け。
エアブラシの利点は筆跡がつかず、微妙な濃淡の表現が可能なこと。
ということで周りをマスキングテープで保護。
描いた部分は絵のサイズで切り取った紙で色がつかないように保護。(このマスキングは大まかでもOK。)
人物の部分と背景がくっきり別れないように、周りから塗布してみました。
マスキングの紙を取って、人物との境目を曖昧にするために薄くスプレー。
このとき、人物の部分にもほんのりスプレーすると白浮きしないハズ。。。
調子に乗って、顔の部分に色をのせすぎてしまいました。。。。。。
しかも、頬部分に不自然な線が。。。。。まるでやつれているようです。。
修正。。。
ということで、修正のためにアクリル絵の具で色塗り。
白にほんの少し黒を混ぜて薄いグレーで描いたところ、ペンの色とスプレーの黒とマッチせずに、不自然になってしまいました。。。。。。。
紙色が黄色っぽいので、めちゃくちゃ違和感が。。。。
グレーはダメっぽいです。。。。
仕方ないので、全体的に白を置いて誤魔化してみました。。。
大分マシになったとは言え、口の下の部分や、頬、鼻の修正部分の違和感が改善できず。。。。
とりあえず、私の画力ではこの絵はこれ以上どうにもならないので完成。
まとめ
ペンで描くときの気付きとしては、鉛筆のようにグラデーションを線で書くのは難しいということです。
どんどん濃くなってしまうので、特に淡いグラデーションは点で書く方が上手くいきそうな予感がします。
今回の失敗で学んだのは、『ペン画は点を使うべし!!』ということでした。
まだまだ道のりは長そうです。
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