哲学って小難しいし、何を読んだらいいか分からない時に、気になる哲学者が見つけられる本です。

私はベーコンという哲学者が気になりました。

解説の中で、正しい知識を得るまでに立ちはだかる、下記4つの心理的障害についての説明が面白かったです。

1.種族のイドラ（障害）
2.洞窟のイドラ（障害）
3.市場のイドラ（障害）
4.劇場のイドラ（障害）

言葉だけでは分かり難いのですが、感覚や経験、社会の偏見、権威を無条件に信じることなどが、正しい知識を得るために邪魔になる先入観だそうです。

たしかに、何かを判断するときに、心理的障害によって正しく知識が得られていないこともあると思います。

人間にはそういう心理障害があることを理解したうえで知識を得ると、偏った考え方にはなりにくいと思いました。

ベーコンについては、もう少し調べたいと思います。