東北・みやぎ復興マラソンに参加するため、大会2日前から宮城入りしました。
金・土曜日は被災地や観光地をまわります。
2日目の土曜日は、七ヶ浜・塩釜・松島を訪れました。
七ヶ浜 ~SHICHI NO RESORT~
震災前の七ヶ浜町は、海水浴やマリンスポーツの町だったようですが、海で囲まれた町だったため、震災の被害も甚大で町の1/3が浸水したそうです。
そんな津波でおおきな被害のあった七ケ浜町花渕浜に、「SHICHI NO RESORT(シチノリゾート)」と名付けたリゾート施設ができ、こちらを見学しました。
残念ながら閉まっていました・・・。
こちらは、地元の特産品を購入したり、美味しい海産物が食べられるそうです。
七ヶ浜町水産振興センターに、津波の高さが記されていました。
2階の天井の高さまで津波が来たようです。
塩釜市津波防災センター
次に訪れたのは、塩釜市津波防災センターです。
1階の玄関ホールには、津波の位置を表す掲示がありました。
真ん中の波線の位置まで津波が来たそうです。
2階に上がると入口のすぐそばで、海上保安庁巡視船「まつしま」が撮影した海の様子が動画で流されていました。
海の上で、津波がどのように来るかが分かる貴重な映像です。
映像を見ると、海が盛り上がって迫ってくる様子が分かります。
通路には、震災後の7日間が展示されていました。
防災センターの職員のお話では、埋め立て地が地盤沈下で浸水しているそうです。
昔の地図の通りに浸水されているとおっしゃっていました。
屋上から見たこの風景が、津波によってあっという間に変わっていく様子を移した動画もあります。
すぐ目の前の車が流されて横転していても、どうにもできません・・・。
塩釜卸売市場
塩釜卸売市場で昼食!!
こちらでは市場で買った食材を海鮮丼にできる、魅力的な場所があります♪
市場の中でお目当ての食材を探し、こちらで海鮮丼づくり。
各々が好きな具材をのせて海鮮丼を作ります。
朝ごはんを食べすぎていたので、「ちょっと食べれないかも」と言いつつ、いざお刺身を見ると食べたいものだらけ・・・。
ということで、海鮮丼コンテスト開催!!
1人では食べきれなくても、みんなでシェアをすれば色々食べれて良いですね。
味は「ウマ~べラス(サンドイッチマン風)」でした。
松島クルーズ
午後は、50分の松島周遊クルーズ。
塩害により、松の枯れている島がありました。
アカマツなので、松茸があったかもしれません。
仁王島には、10mを超える津波があったそうです。
しかし、90の島々が自然の防波堤となり、松島は2m程の津波だったそうです。
下からじわじわと水が流れてくるような津波だったため、家が流されることはなく、湾内では亡くなった方はいなかったようです。
船は沖に出ているほうが被害が少ないと言いますが、50mの深さがないと沖に出ても意味がないので、浅瀬の松島の船は、湾内に戻って止めたそうです。
瑞巌寺
松島の船着き場から道路を隔ててすぐにあるのが「瑞巌寺」です。
伊達家の厚い庇護を受けた、このお寺に行きました。
参道の両脇にある大木は塩害によって折れる可能性があったため、切ったそうです。
これらの洞くつで、僧侶が生活をしていたそうです。
地震で崩れることがなかったのは、本当に良かったです。
東北2日目の旅では、復興に向けて新たな施設ができている姿を見ることができました。
また、美しい景色と美味しい魚介を堪能しました。
私にとっては3年ぶりの松島クルーズ。
津波によってところどころ以前と姿を変えていましたが、変わらない美しい姿で、いつ来ても癒される美しい場所でした。
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