現地入りした「TSUNAGARI」チームによると、宅配便のヤマト運輸や佐川急便の配達がストップし、営業所止めになっているという。

地震後、午後になって各地で道路の陥没が進んでいることの影響もあるかもしれない。

救援物資を送っても、物資の受け入れ窓口や避難所に届かない恐れも出ている。

今回の地震により熊本市内で回送中の九州新幹線が脱線した。ほぼすべての車両が脱線した模様だと伝えられている。

地震で新幹線が脱線するのは、2004年の中越地震以来で、東日本大震災でも脱線は発生していない。

九州新幹線は運休状態。在来線も熊本県を中心に運休が相次いでいたが、午後3時、博多・熊本間の運転が再開された。

九州自動車道では広い範囲で路面が損傷し、亀裂に車輪を挟まれた大型トラックの映像が繰り返し映しだされている。

全国で唯一運転中の九州電力川内原発、また停止中の九州電力玄海原発、四国電力伊方原発とも異常はないと報告されている。

地震から一夜明けた15日は暖かく、気温は25℃前後まで上がっている。

しかし今夜は10℃前後まで冷え込み、さらに明日の夕方以降は雨の予報だ。

とくに16日夜から17日にかけては雨風が強まる見込み。

突風や激しい雨が心配される。被害を受けた建物の崩壊や、土砂災害の危険もある。十分な警戒が求められている。

被災された住民の方々はもちろん、支援のために現地入りするボランティアのみなさんにも、安全最優先で活動していただきたい。

（情報を追加して更新します）