被災して町の平地のほとんどが失われた釜石市鵜住居で未来に向けてキックオフ!アジアで初めて開催される2019年ラグビーワールドカップ。その開催都市のひとつとして岩手県と釜石市が選出されました!
かつて日本選手権で7連覇を果たした新日鉄釜石ラグビー部があった釜石はまさにラグビーの町。昨年開店した大型ショッピングモール「イオンタウン釜石」にも、新日鉄釜石の優勝凱旋パレードの写真などを展示するブースがあるほど、町の人々の中にはラグビーの栄光が息づいています。
今回のワールドカップ開催都市に決定では、決定時間に合わせて集まった釜石のみなさんの喜びの表情は、「ラグビーワールドカップを釜石で」や「NPOスクラム釜石」のフェイスブックページでぜひどうぞ!
釜石市は選出された12都市のうち、唯一新たなスタジアムが建設されることになっています。その場所は、釜石の奇跡の舞台ともなった鵜住居小学校、釜石東中学校の跡地が予定されているそうです。中学生が小学生の手を引き、幼稚園児のベビーカーを押して、避難場所よりさらに山手の国道方面まで避難したことで命をつないだ地。そこから未来に向けてのキックオフが行われることになります。
電柱すら流されてしまった鵜住居の町には、ワールドカップ誘致を目指すペナントが道路沿いに立てられています。寒空の下ではためく「ワールドカップを釜石で」のペナントを思い出すにつけ、釜石が開催地に選ばれて良かったとつくづく思うのです。
ただ、新スタジアムの建設、開催に当たっての分担金など財政的な問題も残されているとのこと。釜石の復興とあわせて、釜石でのワールドカップをずっと見守って、応援していきましょう!
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