※地下水観測孔No.1-12および地下水観測孔No.1-16について、7月28日に採取した水のセシウム134およびセシウム137の分析値が、前回値と比較して高い値で検出された。地下水観測孔No.1-16については、過去最高値となっている。当該観測孔については、7月30日に再度試料を採取し、傾向を監視していく。
<地下水観測孔No.1-12の測定結果:7月28日採取分>
・セシウム134:44 Bq/L〔前回分析値(7月24日採取):2.8 Bq/L)〕
・セシウム137:130 Bq/L〔前回分析値(7月24日採取):8.1 Bq/L〕
<参考:過去最高値>
・セシウム134:74 Bq/L(平成25年10月21日採取分)
・セシウム137:170 Bq/L(平成25年10月21日採取分)
<地下水観測孔No.1-16の測定結果:7月28日採取分>
・セシウム134:30 Bq/L〔前回分析値(7月24日採取):検出限界値(1.7 Bq/L)
未満〕
・セシウム137:86 Bq/L〔前回分析値(7月24日採取):1.3 Bq/L〕
<参考:過去最高値>
・セシウム134:3.1 Bq/L(平成25年12月13日採取分)
・セシウム137:6.5 Bq/L(平成26年6月26日採取分)
<最新のサンプリング実績>
その他の分析結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
サンプル採取日である7月28日までは、ほぼ1週間にわたって降雨ゼロだった(近隣の浪江町の気象庁観測地点データ)。高濃度を示した原因はどこにあるのか? 同じく28日に採取された2号機サブドレンでも高濃度のセシウム134が観測されている。関連はあるのか?
1~4号機サブドレン観測井
新規事項なし
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年7月29日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太
最終更新: