2014年3月1日 今日の東電プレスリリース

iRyota25

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3月1日土曜日の「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」を、前日からの変化や変更を中心にチェックします。

 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日
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 東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力
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「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」の一覧ページ。過去の「日報」との比較に役立ちます。

冒頭特記事項

低気圧の接近に備えて、シルトフェンスを開閉したことを記載

※低気圧による荒天予想から取水路開渠内に待避係留させていたクレーン船を物揚場に戻すため、3月1日午後0時5分から午後0時30分にかけて、1~4号取水口付近に設置したシルトフェンスの開閉を実施。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日

 (参考ページ)2. 福島第一原子力発電所の現状とこれまでに実施してきた対策|東京電力
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1号機~6号機

新規事項なし。

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中

◆2号機
1号機の4項目に加えて、
・2号機タービン建屋→3号機タービン建屋へ高濃度滞留水を移送中(平成26年2月22日午前10時37分~)

◆3号機
1号機の4項目に加えて、
・3号機タービン建屋→集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送中(平成26年1月24日午後2時37分~)

◆4号機
・原子炉内に燃料なし(使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プールから共用プールへ燃料移動中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中

◆5号機
・冷温停止中
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール・水処理設備および貯蔵設備の状況

新規事項なし。

◆共用プール
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆水処理設備および貯蔵設備の状況
・セシウム吸着装置停止中
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置は水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)ホット試験中

H4エリアタンクおよび周辺排水路の状況

タンク群の監視と、タンク周辺のサンプリングを実施していると記載。新規事項はパトロール結果とサンプリング実績。

<最新のパトロール結果>
2月28日のパトロールにおいて新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されていない(一部実施できない場所を除く)。また、堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。また、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による水位監視(トレンドによる監視または警報監視)においても異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日

※H4エリアIグループNo.5タンクからの漏えいを受け、福島第一南放水口付近、福島第一構内排水路、H4エリアタンク周辺および地下水バイパス揚水井No.5~12のサンプリングを継続実施中。

<最新のサンプリング実績>
2月28日採取した地下水観測孔E-9の全ベータ濃度が前回(2月26日採取)と比較して10倍程度上昇していることを確認。原因としては、現在、地下水観測孔E-9付近では汚染土壌回収のための掘削作業を行っており、その影響で周囲の汚染が観測孔内に流れ込みやすい状況にあったことが考えられる。なお、今回と同様の状況は過去にも発生しており、その際の全ベータ値は6,100 Bq/L(採取日2月19日)であった。

[地下水観測孔E-9の分析結果(2月28日採取分)]
・全ベータ: 8,300 Bq/L
(参考)
・全ベータ: 740 Bq/L(2月26日採取分)
・全ベータ: 6,100 Bq/L(2月19日採取分)※過去最高値

その他の測定結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日

1~4号機タービン建屋東側の状況

2月27日に採取した地下水観測孔No.1-14の再サンプリング結果を記載。

2月28日再サンプリングの結果について、セシウムの濃度が前々回(2月24日採取分)の測定結果と同程度であることを確認。採取した水の濁度を比較した結果、2月27日に採取した水の濁度は2月28日に採取した水の濁度より高かったことから、観測孔内に周辺土壌が混入したものと推定。
なお、全ベータの値については、過去最高値の780 Bq/Lであるが、以前にも同程度の値(平成26年2月17日採取:730 Bq/L)を確認している。

[地下水観測孔No.1-14の測定結果:2月28日再採取分]
( )内の数値は、2月27日採取分の前回値
・セシウム134 :2.3 Bq/L (88 Bq/L)
・セシウム137 :5.4 Bq/L (230 Bq/L)
・全ベータ   :780 Bq/L (350 Bq/L)

その他の測定結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日

地下貯水槽の状況

止水の不備から貯水槽として利用できなくなった地下貯水槽。新規事項としては最新のサンプリング実績を記載。

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日

 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年3月1日
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以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年3月1日分の変更箇所についてピックアップしました。
構成●井上良太

 【ぽたるページ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
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