追加情報が続々入ってきています。12月4日にはフィンランドから本物のサンタさんがついに来日。いよいよ盛り上がってきました!
とはいえ、ここは元記事から。。
南三陸町のこども達が、自分たちの手で長須賀ビーチを復活させて、いろんな困難を乗り越えてついに海水浴場をオープンさせたという話題をこの夏お伝えしました。
活動の中心人物、勝又三成さん(かっつん:震災復興支縁協会つながり)は夏が終わっても大忙し。県南部の名取市で開催されていたサーカスに被災地のこども達を連れて行ったり、秋が深まる季節にもビーチクリーンを継続したり、名足小学校の再開に力を尽くしたり、本業であるダイビングの技術を活かし、長須賀つながりビーチでダイビング講習を行ったり、潜水瓦礫撤去を行ったり。
仙台出身なのに、南三陸のこども達、被災した人たちに寄り添って、あれやこれやいつも活発に活動し続けている。あまりにいろんなことをしているから、本業が何屋さんだったのか忘れてしまうほど。
フィンランドからのサンタさんと一緒に
そんなかっつんたちが今年も準備を進めているのが、
フィンランドから来てくれる本物のサンタクロースとともに、被災地の震災孤児・遺児や保育園などをまわりプレゼントを配っていきます。
というプロジェクト。昨年も仮設住宅やようやく再建したばかりの住宅、家族を亡くしたこども達のもとを本物のサンタさんと一緒にサプライズ訪問。プレゼントとともに、たくさんの笑顔を配って回ったそうです。
今年は大川小学校や、沿岸部から避難した人が多く暮らしている石巻の内陸部、石巻の震災孤児施設、さらに南相馬の保育園や南三陸の震災孤児たちを訪問する予定です。
現在、プレゼントや支援金を協力してくださる方を求めています。リンクページをぜひともご覧ください。
いつも忙しくしているので、ホームページやフェイスブックなどいろいろなところに情報が散在していたりもしますが、読み進めていけばかっつんの熱さと真剣さはきっと伝わってくるはず。なにしろ、地元の海で泳ぎたいというこども達の要望に応えて海水浴場づくりに取り組んだものの、行政上の手続きで躓き、避難路の確保など予想外の資金が必要になって「持ち出し」状態になっているのにオープン目指して突っ走ったり。そんな生き方を続けてきた人なのです。
本当のところ、もうプレゼントの支援などはやめた方がいいという意見の人もたくさんいます。でも、かっつんが自分の足で現場を回って、かっつんの目で見て話をして、やっぱりサンタクロースからのプレゼントをやりたい、ということになったのなら、求めている人たちがいるのは間違いないと思うのです。
被災地のために何かしたいと思っても、どうしたらいいのかよく分からないという人はとても多い。でも、たまたまネットで知ったある人の取り組みの熱さに共鳴して、手伝いたいなと思って始めるサポートもありだと思うのです。
その人がどんな人なのか。どんな活動をしようとしているのか。まずはネットを読み込んで! 僕はかっつんを大いに推します。
追記。さらにこんなニュースも!!
かっつんたちの活動が、本年の「社会貢献者表彰」で表彰されたのです。表彰式とその後の会合では、安倍総理夫人の昭恵さんとも歓談。おそらく(う〜ん、想像だけど)、長須賀ビーチ周辺で進められている巨大防潮堤と、浜辺でずっと引き継がれてきた「海を身近に感じる生き方」との齟齬についても意見交換されたはず。
※これからも被災地でがんばる人たちへの支援についてお伝えしていきます。
●TEXT:井上良太
最終更新: