車道を走る自転車!銀座でベロタクシーに乗ってみた の巻

tanoshimasan

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アクアリウムのビル前にある水槽!中は熱帯魚からサメまでいろいろ!

アクアリウムのビル前にある水槽!中は熱帯魚からサメまでいろいろ!

●東京・銀座。
 僕たちはソニービルにあるアクアリウムの
 沖縄展を楽しんでいた。

「HAHAHA!いやー素晴らしいね!沖縄行きたくなってきた!」

「ハリセンボンかわいすぎ!ダイビングしたい!」

■登場人物

  【 仮子 】彼女でもないくせに     【 ボク 】すぐ旅行に出かけたくなる
  暇潰しにボクを呼びつける悪女。    病気なので、わざわざ東京まで
  若干にしおかすみこに似ている     沖縄展を観にきた人

 46th Sony Aquarium - ソニーアクアリウム |ソニービル
www.sonybuilding.jp  

銀座にあるソニービルで行われている、美ら海(沖縄の海)を楽しめるイベント。館内の水槽には約1,200匹の沖縄の魚たちが入り、まるでプチ水族館のよう!ソニー製品のカメラやテレビを活用した海の生き物の展示コーナーもあり、結構賑わっていました。(2013.07.19~2013.09.01)

「ちょっと暑いしどっかで休憩しよ!」

「ごちそうさま!あたしパフェがいい!」

「」

「あっ、あれは……」

「あっ、良かったら乗りませんか?」

「ん?」

「ベロタクシーですよ」

「ベロタクシー?これベロタクシーって言うんや!」

「はい!“ベロ”はラテン語で自転車って意味だそうで。自転車のタクシーですね!このソニービルから、10分ほどのところに沖縄物産店の 銀座わしたショップ があるんですけど。良かったらそこまで乗りませんか?……あ、彼女さんもぜひ!」

「きゃ、あたしが彼女に見えるんだって!良かったね!ボクくん!」

「」

「今回は無料なんで、ぜひ!」

「無料!?」
(↑好きな言葉)

さっそく、ベロタクシーに乗ってみた

●前々から「乗ってみたいなー」と思っていたこのベロタクシー。
 こういった都会から地方の観光地まで、全国で走っているらしい。

「よいっしょっ……」

「えーっ!手で押すの!?」

「そうなんですよ。見た目は自転車ですけど、道路交通法的には自動車扱いなんで……。車道に出るまでは手押しが原則なんですよね。免許も必要ですし……」

●3人分の体重を乗せたベロタクシーがゆっくり走り出す。
 前後にも同じ車体のものが何台か走っていた。
 やはり目立つのか、歩行者にもチラチラ見られるが、それも何だか気持ちがいい。

「こうして見ると、けっこう目立つなぁ……」

「ですよね。実はこのベロタクシーの収入源って、運賃じゃなくて広告らしいですよ。クライアント(広告主)が変わるたびにラッピングも変わってますし。目立つからそこそこ効果あるらしいです」

「へー!それで今回はアクアリウムのラッピングなんやね」

「コカ・コーラとかドコモとか、その時その時の企業のキャンペーンで変わってきますね~。この前はオタク向けのイベントで車体が萌え絵だったんですけど、あれはさすがに恥ずかしかったです(笑)」

●一方通行の多い銀座の道路は、少し移動をするだけでも、あっちへ曲がり、
 こっちへ曲がりで面倒くさそうだ。ただ、さっきの広告の意味で考えると、
 こうやって目で追えるほどのゆっくりしたペースでうろうろすることに
 意味があるのかな……なんて思った。

 しかしそれにしても、人間3人分の重さを乗せてペダルを漕いでいるワケで、
 なんだかとても重そうに見える。

「それにしても、2人も乗せて重くないの~?
 あたしは軽い方だけど(ブツブツ」

「いや、お2人くらいなら余裕っす」
(↑いちいちカッコイイ)

「おーさすが!かっこえぇやん!」

「けっこう筋肉質だよね!モテるでしょ?」

「……いやぁ、モテたいですねぇ。。全然ダメです。
 実は僕今日誕生日なんですよ」

「えー、おめでとう!てか、ここでバイトしてていいの?(笑)」

「はい。誰か祝ってくれたらいいんですけどね……。
 今はお金を稼ぎます(`・ω・´)キリッ」

●ベロタクシーの運転手、若くて男前で筋肉質な兄ちゃんが多いです!

●なんだかんだと喋りながら銀座の道路を進んでいく。
 普通に歩くのとはまた違う景色。
 バスや車のタクシーとも違うどこか和やかな空気。

「あ、でもこの前お相撲さん2人乗せましたよ」

「お相撲さん!大丈夫だったの??」

「ヤバかったです(笑)。なんか2人で250kgあったらしくて。脚パンッパンでした。僕の体重足したら300kgオーバーですからね……。でも、いいトレーニングになりましたよ。僕、大学では自転車競技部なんで」

「へー、そうなんや!じゃあこの仕事めっちゃ打ってつけやね!」

「そうなんですよ。この仕事も部に直接オファーが来ましたからね。トレーニングにもなってお金ももらえて最高ッス!こうしてお客さんとお話するのも好きですし」

「言うことがいちいち男前やなー」

「このままあたしとドライブしない?」

「」

「」

わしたショップに到着

●10分ほど乗車し、目的地の沖縄物産店 銀座わしたショップ に到着。
 乗り心地も良いし、景色もどこか非日常で新鮮だった。
 兄ちゃんは汗だく。
 100円ローソンの1リットルボトルのお茶を飲みほしたあと、
 車のタクシーの運転手と同じように、鉛筆で何か書いていた。

「着きましたー!」

「ありがとー!頑張ってね」

まとめ

●冒頭で触れたように、ベロとはラテン語で自転車のことらしく、1997年にドイツ
 に登場したのが始まりだそう。日本では2002年に京都で運行されて以来、瞬く間
 に広まったそうです!

●今回、銀座を走ってくれたベロタクシー。車のタクシーのように、行きたいとこ
 ろへ速く走ってくれるわけではありませんが、こうしていつもと違う目線でゆっ
 くり景色を眺められる非日常感がオススメです!

●また、運転手は若い兄ちゃんが多く、総じて話し好きらしいです。乗客はやはり
 カップルが多いそうですが、一人で乗る人もけっこういるとか!

●運賃は固定だったり、メーター式だったり様々。メーター式の場合、初乗り運賃は
 だいたい普通のタクシーと同じくらいか少し高めらしい。その後0.1kmごとに
 上がっていくのだそう。ただ、イベント時や、広告主しだいで今回のように無料で
 乗れることもあるとか。

●ベロタクシーは全国の都市や観光地で運行中!
 見かけた時はぜひどうぞ!オススメです!

 VELOTAXI JAPAN(ベロタクシージャパン)
www.velotaxi.jp  

ベロタクシーの公式HPです!
「国内の運行地域」から身近なベロタクシーを探してみてください。

ソニービル

ここからすぐ近くの銀座わしたショップまで行きました。

銀座わしたショップ

最終更新:

コメント(2

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  • U

    ueue52

    会話のやりとりワロタww

    • T

      tanoshimasan

      この仮子さんとはいつもこんな感じなんです。笑