宮城県石巻市へ0泊3日の弾丸ツアー
石巻で最大のお祭り「川開き」。
7月31日から8月1日にわたって供養祭、灯篭流し、花火大会、孫兵衛船競漕などで盛り上がる。「ぜったい来なきゃダメだよ!」とたくさんの人たちに誘われたんだけど、宿も交通機関もいっぱいで、どうにも当日は無理っぽい。
そこで、という訳じゃないけど、27日の土曜日に石巻に行ってきた。たまたま夜行バスに空きがあったので、ほとんど衝動的に予約を入れたというのが正直なところ。0泊3日の弾丸ツアーだったけど、石巻ではたくさんの人たちと会って、たくさん話をしてきたよ。
早朝の到着だったから、朝食はもちろん日和キッチン。注文したのはアオという魚の煮つけがメインの和定食。家庭的な味付でとってもおいしいんだけど、おしゃべりに花が咲いてご飯がなかなか進まない。石巻の最近の様子、今日のおすすめポイントなど、いろいろ教えてもらった。
◆日和キッチンおすすめの理由
・早朝到着の夜行バスにぴったり!
・料理がおいしい!
・石巻のこと、いろいろ聞ける!
川開きの本番は7月31日だけど、7月27日からは「STAND UP WEEK」として、いろんなイベントでISHINOMAKI2.0が街を盛り上げるんだ。
で、本日のメインイベントのひとつは、「石巻 まちの本棚」のオープン。そしてオープン記念に街なかで開催された「一箱古本市」。臨時サポートスタッフと称して、大雨の中、のぼり旗を運んだり、運んで行った先の石巻ふれあい商店街で出店しているお店を手伝ったりしてきたよ。
古本市に出店しているのは、みんな素人。文字通り段ボール箱一箱の古本屋さんなんだけど、品揃えも個性的だし、箱を改造してディスプレイしている人もいて、とても楽しい。ただ本を買うだけじゃなく、本のことを話して仲良くなって、本以外のことまでお喋りするという雰囲気が最高だった。
出店したのは地元石巻の人が数軒。大半は東北各地から集まった人たちで、「一度出店すると病みつきになっちゃう」と各地の一箱古本市を転戦している人が多かった。売れても売れなくてもおしゃべりするだけでも楽しいから、リピーターになっちゃう気持ちがよく分かる気がする。
昼ごはんは「伊達の屋台」。店主の藤原さんは留守だったけど、今日は「石巻焼うどん」を注文した。石巻といえば「焼きそば」が有名。伊達の屋台の石巻焼きそばは、ほかのお店とちょっと違う。野菜中心の具と麺を別々に炒めるから、野菜がしゃきっと美味しい。野菜本来の味が感動的なのだ。焼うどんも作り方は焼きそば同様で、タマネギが甘くておいしかった。そばより太いうどんの方が、ざっくり大き目カットの野菜には合うかもしれない。
街なかをうろうろしていると、紺色に白い文字で「世界で一番面白い街を作ろう。」というTシャツを着た人たちに何度も出会う。ISHINOMAKI2.0がスタンドアップウィークのために作ったTシャツなんだとか。2.0のコンセプトそのままのキャッチでいいなあ、ってことを松村さんや勝さんたちと話していたら、いつの間にか父さんも買うことに。次に石巻にいく時には着ていかなきゃ。
夕方からは、まちの本棚での表彰式、原田博行with SIESTAのライブ、石巻日日新聞の近江さんとおしゃべり、戸田海産物店の塩うにを堪能など忙しいこと忙しいこと。
睡眠不足なんか吹っ飛んで、13時間の石巻滞在はあっという間だった。
石巻市の街なか
フラグは「石巻 まちの本棚」
○用語解説
川開き:
石巻は北上川の水運で栄えてきた。しかし400年前には川の流れ方は現在とは大きく違っていて、伊達政宗に招かれた山口出身の川村孫兵衛による開削工事によって、広大な伊達藩領と岩手の南部藩までを結ぶ川の道が整備された。つまり川村孫兵衛は石巻の町の恩人という訳。
で、水辺とともに栄えてきた石巻では、毎年夏に水難で亡くなった人たちを慰霊する川施餓鬼供養が長く行われてきた。この伝統行事をまとめて、町のお祭りとして整えられたのが「川開き」。大正時代から続く祭りとして、石巻市民に愛されている。
原田博行with SIESTA:
石巻の中心部のお店に、100%手作りの歌とコマ撮りアニメによる手作りCMを贈って応援する手作りCMプロジェクトのメンバー。27日は商工会議所のホールで、28日にはCMをプレゼントしたお店などを回って、街なかでライブを行う!
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