しかし、今年の夏は暑いですね……。
毎年同じセリフを言っている気もしますが、暑い。
こうなると、たまの休日すら自宅の部屋で干からびてしまうのですが、いつまでもだらだらしているワケにもいかないので、上半身裸になります。
上半身裸だと、まるで海にいるかのような開放的な気分になりますし、悩み多き僕も気持ちが晴れてくるんですね。そうすると、「パーッとお祭りでも行きたいなぁ」なんて思うワケです。
ハジけたいです。叫びたいです。変わったことがしたいです。
ということで、個人的にオススメする「離島のおもしろ祭り」第2弾!
ハジける!叫ぶ!変わっている!そんなお祭りを紹介します!
ぼうぜペーロンフェスタ(兵庫県・坊勢島)
■日時:2013年8月3日(土)
■場所:兵庫県姫路市家島町 坊勢島 坊勢スポーツセンター前
兵庫県姫路市、家島諸島の離島・坊勢島(ぼうぜじま)。この坊勢島に初夏の訪れを告げる船競漕イベントが「ぼうぜペーロンフェスタ」です!
ペーロンとは、もともと中国で行われていた船競漕。日本に伝わったのは1655年(明暦元年)のことで、最初に伝わったのは長崎。長崎港に碇泊中の唐船が暴風雨に襲われて難破した際、海神の怒りを鎮めようという意図で、在留していた中国人らよって行われたそうです。その後、1922年(大正11年)。兵庫県相生において、播磨乗船所の長崎出身の従業員の提案で、まず相生市に伝わりました。その相生市のペーロンを知り、「ぜひ家島諸島でも行いたい」と声が上がったことから、この坊勢島でも行われるようになったとのこと。そんな伝来の歴史を見るだけでも面白いですね!
全国から参加チームが集まり、白熱した競漕が繰り広げられるそうです!もちろん、イベント中は家島の美味しい魚介類が食べられるなど、見学者にもウレシイ内容が盛りだくさんだとか……(!)。ちなみにペーロンとは中国語「白龍」に由来するそうです。
因島水軍まつり(広島県・因島)
「島まつり」 「火まつり」、「海まつり」
■日時:2013年7月27日(土) ■日時:2013年8月24、25日(土、日)
■場所:因島水軍城周辺 ■場所:しまなみビーチ
南北朝から室町時代、瀬戸内海の海で活躍したのが「村上水軍」。水先案内人の派遣や海上警護などを行っていたそうで、主に因島が拠点となっていたとのこと。その勇壮な姿は現代にまで伝えられています。
そんな当時の村上水軍の様子を再現するのが、この「因島水軍まつり」。
祭りは3部構成。
水軍まつりの成功を祈り、先人に感謝する「島まつり」
圧巻の練りまわし、壮大なに花火が名物の「火まつり」
伝令船として活躍した木造船「小早(こはや)」で競漕する「海まつり」
……と行われます!
やはり注目は、写真を見るからに圧巻の花火!もはや芸術ですね!
キンニャモニャ祭(島根県・中ノ島)
■日時:2013年8月24日(土)
■場所:島根県隠岐郡海士町 キンニャモニャセンター駐車場
舌を噛みそうな名前の「キンニャモニャ祭」。
キンニャモニャとは隠岐諸島・海士町(中ノ島)発祥の民謡のことだそうです。そして、この民謡に合わせて歌い、踊るのがこのお祭り。島の関係者のほか、全国にもファンがいるそうで、島はいっそう盛り上がりを見せるのだそう。踊りのパレードでは、小道具にしゃもじを使うみたいです。
若者の移住が多い自治体としても有名な海士町。盛り上がりそうですね~
青島の盆踊り(愛媛県・青島)
■日時:2013年8月13、14日(火、水)
■場所:愛媛県大洲市 青島
瀬戸内海西部に浮かぶ愛媛県・青島。2012年時点で人口16人という小規模な島ですが、この青島に伝わる盆踊りが、無形文化財として大切にされています。
元々無人島だったこの島に人が住み始めたのは、江戸時代初期の頃。イワシがよく獲れるという話が広まり、200km近く離れた赤穂(兵庫県)の方から移住者が集まりました。
とは言え、島自体は面積も狭く、時には暇を持て余した青島の人々。青島の盆踊りは、そんな退屈を忘れ、故郷への寂しさを紛らわせるために発案されたそうです。一時は800人以上の人口を抱えた青島も、今や十数人が暮らすのみ。ですが、青島にとって大切なこの盆踊りを残すべく、今なお踊り継がれているそうです。
なんでも、夜を徹して踊り明かすタフな内容らしいです。ひゃ~
テンテコ踊り(愛媛県・魚島)
■日時:2013年8月15日(木)
■場所:愛媛県越智郡上島町
カラフルな衣装がとても鮮やかです。これは、愛媛県・魚島に伝わる伝統的なお祭り「テンテコ踊り」。
その昔、北朝方の細川頼春との戦に敗れ、落ち延びた篠塚伊賀守(篠塚重広)が、再起を図り訓練した様子が、踊りとなって残っているものだと言われています。ただし歴史上において、篠塚伊賀守は、隠岐諸島に落ち延びた説、広島・因島に落ち延びた説とあり、その詳細は明らかにされていないそうです。
しかし、愛媛県の小さな離島に、こうして踊りが踊り継がれているわけです。なんだか不思議な気持ちを抱かずにはいられません。
まとめ
今回は主に瀬戸内海の島々について紹介しました。
個人的に、島々のお祭りと言えば、自然環境への感謝や、豊作・豊漁への願いを込めたものが多いイメージでしたが、瀬戸内科の島々に関しては、主にその島ごとの歴史や文化を伝え残すお祭りが多かった印象です。
ここで紹介していないお祭りもあるのですが、他のお祭りに関しても総じてそういった傾向があるように感じました!ホント、十島十色ですね~
とは言え、どれもパーッと楽しむ意図は同じのようです!
いつまでも盛り上がるお祭りであってほしいですね!
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