エメラルドの海にマングローブ、ハイビスカス・・・「石垣に来たんだ」
栄えた港町から少し車を走らせると、すぐにその風光明媚な景色が出迎えてくれます。それはエメラルドの海だったり、川の両岸に育つマングローブだったり、はたまたハイビスカスやブーゲンビリアに囲まれた民家群だったり・・・。肌を温める空気が南国情緒を加速させ、「石垣島に来たんだ」と再確認できるはずです。 その石垣島は沖縄本島から南西に420km。東京からはおよそ2000kmも離れた島で、八重山諸島では中心的存在です。基礎知識として知っておきたいのは、10にも及ぶ周辺の島々へ行くには、全て石垣島からの発着ということ。つまり、竹富島や西表島、波照間島などの島々に行く場合、必ず石垣島で一度降り立つことになるのです。従って、空港やフェリーのターミナル的役割を担った島でもあり、石垣島で効率よく過ごすか否かで旅行全体の充実度が変わってくると言っても過言ではありません!
こうした事情から、島自体は八重山諸島の物流拠点という側面も。特に新栄町、美崎町、登野城付近は、ショッピング施設やホテルなどが充実しており、何の不自由もない都会の様相を呈しています。 ところがそこから少し離れれば、変化に富んだ海・山・川。サンゴに囲まれた川平湾の海や、最高峰の於茂登山、緑の濃い宮良川の原生林・・・いつしか魅せられ、観光客がリピーターに、リピーターが移住者に、なんてことも十分にあり得ます!注意(?)しましょう。
また、島として嬉しいのは雨の日でも遊べる施設が多い点。鍾乳洞や博物館、記念館に祈念館、・・・などなど。八重山地方は雨も多いため、「他の島に行こうと思ったのに雨・・・」なんて日も、石垣島ならなんとかなるかも知れません。そのあたりは以下でご紹介。石垣島を制す者が八重山諸島を制します!
石垣島の見どころ
景色を楽しむ
平久保崎(場所)
石垣島の北部、まるで角が出ているかのように伸びた半島の北端にあるのが平久保崎です。石垣港からひたすら北へ。牧草地と灯台、あとは海と空しか見えません。一見島ならありふれた景色にも見えますが、実にカメラ映えする景色で、思わずシャッターが進みます。
コマーシャルの撮影も良く行われていると聞きました。なるほど。確かにここなら、CMを演じてみたり、キャスティングを考えても面白いかも・・・!
玉取崎展望台(場所)
玉取崎展望台は平久保崎の手前、石垣港より伸びる国道390号線の北端付近の展望台です。平久保半島の山肌、透明度の高い海、南国感がさらに増す雲・・・南国らしい美しい景色は言うまでもありませんが、展望台付近にちょこんと咲くハイビスカスがここのポイント!緑と青と白で成り立つ景色に赤の花が添えられるだけで、またありがたい気分に。
ヤエヤマヤシ群落(場所)
島の最高峰、於茂登山のふもとにヤエヤマヤシ群落があります。高さはおよそ10mにもおよぶ高身長!!八重山諸島では西表島の星立とここでしか見れないそうです。もちろん国の天然記念物。10mの木なんてちょっとなかなか見れるもんじゃありません・・・!
川平湾(場所)
日本百景にも選ばれた川平湾はもっとも外せない観光スポット!ここは石垣島の中でもエメラルド色の割合が高く、薄青い色の海が特徴的です。もちろん透明度も抜群で、サンゴ群落やその付近を泳ぐ魚たちは必見!浜からは海を見渡せるグラスボートが発着しており、泳げない人でも楽しめてしまいます。
御神崎(場所)
西の海沿いにある、荒々しい岩々の迫力が満点な景勝地。ここから臨む水平線は、何ひとつ障害が見当たらずただひたすらに伸びています。本当に障害物のない水平線は、ほんの少し、どこか丸みを帯びているようにも見えないでしょうか。昼はダイビングを楽しむ船を眺めながら、夜は沈む夕陽に思いを馳せながら・・・。
バンナ公園(場所)
石垣島中央に位置する標高230mの小山がバンナ岳。バンナ公園はそのバンナ岳にある景色の綺麗な公園です。太陽に照らされて輝く海や、堂々とそびえる南国の木々まで、「これぞ石垣島」と言うにふさわしい景色を見せてくれるはず。それ以外にも、ちょっと大きめサイズのアスレチックや、大人でも一度乗ってみたくなる(?)滑り台など、何かと長時間すごしたくなる公園なのです。
宮良川(場所)
施設を楽しむ
雨でも楽しめる施設。その多くが、港近くにあるのも嬉しいところ!
石垣島鍾乳洞(場所)
鍾乳石の成長が日本一早いと言われる石垣島鍾乳洞。なんと3年で1mm伸びるそうです!!・・・と言われてもピンと来ないかもしれませんが、普通の鍾乳石なら7年で1mm程度の成長が普通だとか。これは平均よりも倍近く早いそう。周辺はサンゴ礁に恵まれた石垣島、鍾乳石の成長には好条件と言えます。場所は空港から車で約5分、石垣市役所から約8分と、利便性の良さが魅力!食堂と物産館もあり、ふらっと遊ぶにはもってこい!
八重山博物館(場所)
空港から10分、八重山の民俗や文化を紹介した博物館。八重山の歴史や人々のルーツは、本土ではなく、台湾や東南アジア経由と言われています。そのため、土器や石器、衣類などもみんな本土のそれとは違うそう。元は別々の国だったんだなぁと、ふと、感じてしまいます。
石垣島天文台(場所)
2006年(平成18年)に開局した前勢岳の山頂付近にある国立の天文台です。ここに設置されている望遠鏡は九州・沖縄地区では最大規模を誇る「むりかぶし望遠鏡」。口径105センチメートルの光学・赤外線反射式望遠鏡という、なんだか凄そうなプロフィールなのです。
普段は無料開放を行っており、休館日でなければ誰でも見学可能。
みんさー工芸館(場所)
八重山の郷土工芸、みんさー織りを体験できる施設です。真ん中に入る5つ、4つの四角の印は「いつ(5つ)の世(4つ)までも末永く・・・」という意味。17~18世紀ごろ、インダスから伝来したと推定されること以外、そのルーツはよくわかっていませんが、四角に込められた意味はなかなかに素敵です。
このみんさー工芸館では、伝統工芸でありながら、そのデザインをシャツやバッグに応用した製品も販売しています。大切な人にひとつ購入し、込められた意味をさりげなく語ってやりましょう(笑)。きっと喜ばれるはず!
石垣島の情報あれこれ
【名 称】
石垣島(いしがきじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】222.54㎢
【周 囲】
162.2km
遊 び
海水浴、シュノーケリング、ダイビング、ウィンドサーフィン、ジェットスキー、パラグライダー、シーカヤック、キャンプ、釣り、登山、滝めぐり、サイクリング、ゴルフ、星空観察
食べる
石垣牛、パイナップル、マンゴー、ドラゴンフルーツ、
郷土料理
、アーサ汁、くぶしみ(コウイカ)の燻製
お土産に
島ラー油、石垣島の塩ちんすこう、石垣牛、八重山かまぼこ、パイナップルワイン、泡盛「八重泉」、ハブ酒、黒真珠、ミンサー織、八重山上布
マスコット
ばいーぐる(新石垣空港)、南の島のゆんた君(JA石垣牛肥育部会)
う た
星の砂(小柳ルミ子)、赤馬節、トゥバラーマ(八重山民謡)、えんどうの花、ニィファイユー
石垣島へのアクセス
船を利用する
都市部より
羽田空港、関西国際空港、那覇空港~~石垣空港※繁忙期は中部国際空港、福岡空港からも発着
地方より
宮古島空港、与那国空港~~石垣空港
(島プロフ一覧)
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