南岸、勘三郎洞窟
島の南岸は波野浸食による奇岩が多々。中でも勘三郎洞窟は島の南端にある絶景のポイントです。この近辺一帯は発達した浸食地形が特徴的で、荒々しい岩肌に自然の力強さを感じます。中でも勘三郎洞窟と呼ばれる洞窟は周囲が断崖絶壁に囲まれており、狭いけれども天井は高く、その崖の高さは20mにも。絶壁に遮断されるためか、光があまり届かず、夏でもわりとひんやりした場所です。江戸時代、そんな洞窟に隠れて藩札を偽造していたのが勘三郎という名の男。この洞窟は彼にちなんで名づけられました。
夫婦岩
荒い波による浸食と積年の風化により、まるで夫婦のように寄り添って見える岩です。近くにはたくましい松の木も。
元禄防波堤
その名の通り、「風待ち港」として栄えた元禄時代につくられた防波堤です。岡山藩の作事奉公である津田永忠が指揮を執ってつくられたと言われており、防波堤としては初めて国の文化財に指定されました。ぱっと見ると普通の防波堤ですが、そこに潜む歴史を思うと、なんともしみじみした気分に・・・。
六角井戸
同じく元禄時代、「風待ち港」として整備するにあたり、徐々に人が島へと移り始めます。その際必要となり、築かれたのがこの六角井戸です。直径2m深さ6mと大規模なもので、水道が通うまでの長い間、島民に水を供給してきました。
灯籠堂
島の歴史と共に、元禄時代から明治初期まで、島の番人としてその使命を果たしました。現在あるものは、1986年に復元されたもの。
日生諸島の情報あれこれ
遊 び
散策、釣り、海水浴、古代体験(キャンプ、野営活動)、潮干狩り、みかん狩り、グラウンドゴルフ
食べる
魚介料理、塩干物、かき、シャコ、さつまいも、みかん
郷土料理
さわらのいり焼き、ガンゾ(ガンゾウカレイの干し物)、シャコ鍋
変わりモノ
カキオコ(日生産のかきを使用したお好み焼き)、古代体験
お土産に
魚介類(鮮魚、干物)、みかん
マスコット
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う た
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島内のルール
売店・商店は頭島にのみ存在し、それ以外の島々にはないので注意。
日生諸島へのアクセス
船を利用する
頭島・大多府島行 ※1日3往復
日生港~(20分)~頭島~(10分)~大多府島
頭島・大多府島行(鴻島経由)※1日3往復
日生港~(15分)~鴻島~(10分)頭島~(10分)~大多府島
頭島・大多府島行(日生駅前、鴻島経由)※1日1往復
日生港~(10分)~日生駅前~(15分)~鴻島~(10分)頭島~(10分)~大多府島
頭島・大多府島行(鹿久居島経由)※1日2往復
日生港~(10分)~鹿久居島~(10分)~頭島~(10分)~大多府島大生汽船株式会社(運航時刻表、公式HP)
日生港へは日生駅南口より【徒歩10分】 日生駅前港へは日生駅南口より【徒歩2分】
島プロフ一覧(近畿地方)
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