魔女の宅急便のモデル?【ゴトランド島&ストックホルム】

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スタジオジブリ制作のアニメーション映画『魔女の宅急便』。この作品にも舞台モデルとなる場所があるようです。オーストラリアやクロアチアなど、いろいろな説がありますが、ジブリの公式サイトによると、スウェーデンのゴトランド島にあるヴィスビーおよび、首都のストックホルムの街とその近郊のようです。

実際にヴィスビーにはジブリチームのロケハンが訪れています。その他、背景にはアイルランドやポルトガルなどで取材した風景を使い、宮崎監督によれば「第二次世界大戦を経験しなかったヨーロッパ」という設定だそうです。                           

              小さいころは神様がいて~♪

モデルになった街はストックホルムにあるガムラスタンという古い街。車の行き来も少なく、港を行き交う人々もありません。キキが暮らしたベーカリーや坂道もありませんが、似たようなベーカリーは市内にたくさんあります。時計台は大聖堂のものと思われます。この街を見てインスピレーションを受けて、いろいろな場所をミックスして出来上がった街並が『魔女宅』の舞台のようですね。

「わぁ~見て~!海に浮かぶ街よ!私、この街に決めたわ~」

魔女の宅急便は、13歳の魔女『キキ』が一人前の魔女になるために、生まれ故郷を飛び出して、新しい街で一人暮らしをしながら自立してゆく姿を描いた作品です。アニメの中でキキが下宿していたのは、街の小さなパン屋さん。パン屋の屋根裏に住み、店番をしながら、宅急便=配達の仕事を待つ姿が印象的でした。  

そのキキが下宿したパン屋さんのモデルと噂される店が、オーストラリアのタスマニア州にあるようです。あくまでも日本人の間で噂になっているだけで、宮崎監督が明かしたわけではありません。その場所はタスマニア州北部のロンセストンという都市から約80kmにあるロスという小さな町。     トンボを救出したと思われる時計台

ロスには2軒のパン屋があり、そのうち1軒はタスマニア州で最も古い150年の歴史を持つアンティークなパン屋さん。その歴史あるパン屋『ロス・ビレッジ・ベーカリー』がキキのパン屋のモデルではないかと言われています。なぜこの店がモデルなのかというと、パン屋なのに宿泊施設があるからです。  

まるでアニメのオソノさんとパン屋の主人みたい・・・

『ロス・ベーカリー・イン』と名付けられたこの宿泊施設には、表から見えない隠された秘密の部屋があるらしく、そこはまさにキキが住み着いた部屋と同じく、パン屋さんの屋根裏部屋なのです!こうした理由から「キキの・・・」と訪ねてくる日本人が多いので、この屋根裏部屋を『キキズ・ルーム』と命名したほどです。  

パン屋の裏方にある簡素な階段を登っていくと・・・

キキが住んでいた部屋と同じく、三角屋根の形をした屋根裏部屋が出現!キキの部屋のようにキッチンはありませんが、三角屋根を利用した部屋の形状と、飛び出した出窓がキキの屋根裏部屋を彷彿とさせます。  アニメのキキの部屋にはバス&トイレがなく、キキが外に出て向かいの建物のトイレに入るシーンがありました。このロス・ビレッジ・ベーカリーの屋根裏部屋もバス&トイレは外にあるそうです。アニメとの共通点をいくつも見出すことができますね。

日本人からのプレゼントだそうですが、部屋には黒猫ジジのぬいぐるみとホウキが置いてあり、『魔女の宅急便』のビデオや絵本もあったりして、アニメファンなら楽しめることウケあいです。

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