エロイプに誘われた件

naoki77

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2 コメント

 先日の夜、スカイプを立ち上げていたところ・・・

 突然、見知らぬ人から着信がありました。

 『松岡』というスカイプ名だったので、てっきり昔の友人からだと思って応答しました。

僕「もしもーし、こんばんわ」松岡「あ、もしもしナオキさんですか?」

僕「はい、ナオキですけど・・・」

 通話をとってビックリ!相手は見知らぬ女性だったのです!

僕「あれ、前にどこかで話しましたっけ?」松岡「うぅん、初めですよ」

 妙になれなれしい口調で話すこの女性。とりあえず話を続けてみると・・・

松岡「ナオキさんて・・・エッチな話に興味ありますか?」

僕「え・・・?」

 いきなり豪速球が飛び出してきたので、僕は戸惑いました。 これが、伝説のエロイプってやつなのか・・・?

 噂には聞いてました。スカイプで適当に検索をかけて

 不特定多数の人間とエッチな会話を楽しもうとする人がいることを・・・

松岡「ナオキさんは・・・S ですか?Mですか?」

 な、なんてドストレートなっ!!

僕「うーん・・・S、ですかね」松岡「やっぱり!私、Mなんですよ!」

 あまりの食いつきのよさに、通話を切るに切れなくなってしまう僕。

松岡「あの、やさしく言葉攻めしてくれませんか?」

僕「こ、言葉攻め?」松岡「なんでもいいので・・・お願いします」

僕「うーん・・・」

 そんなこと言われてもなぁ・・・と しばらく考えたあげく・・・

僕「ここ、感じてるんだろ?」

松岡「そんなの~!いきなり過ぎます!順序があるじゃないですか~」

 女性は少し怒った口調で切り替えしてきたので僕は確信しました。 これは・・・これは絶対エロイプだ!と。

僕「じゃあ、どうしたらいいんですか?キスしてもいい・・・とか?」

松岡「それ!それいい感じです!・・・クチュッ、クチュクチュッ・・・」

 彼女は突如として話に乗ってきて、マイク越しにディープキスをしてきました。

僕「あははっ!上手いじゃないですか~」松岡「なんで・・・なんで笑うんですかぁ?」

 恥ずかしくなった僕は、笑いを堪え切れなくなりました。

僕「これって、エロイプってやつでしょ?恥ずかしくてできませんよ~」

松岡「え、えろいぷ?そんなんじゃないですよー」僕「え、違うの?」

 話が噛み合わない模様。どうしたらいいのか・・・

松岡「えーと、ナオキさんて・・・チャットルームの人ですよね?」

僕「チャットルーム?いや、違いますよ」松岡「えっ!ち、違うの・・・?」

僕「違いますよ、それってなんですか?」

 チャットルームと聞いて、なにやら怪しい展開。

松岡「私、ここから来たんですけど・・・」

 スカイプチャットにぺたりと張られたURL・・・そこをたどってみると・・・ 『ラブ☆チャットルーム』と書かれた、出会い系サイトと思われるHPが目の前に・・・

僕「えー!これって出会い系みたいなやつですか?」

松岡「あ、はい・・・スカイプで『ナオキ』って検索したら、このIDが出てきたんですよ」僕「うーん、ナオキっていう人は自分以外にも沢山いますからね」

松岡「・・・あの、私・・・間違えて違うナオキさんに通話しちゃってました・・・!」

 どうやら、出会い系で知り合った『ナオキさん』だと思い込んで通話してたらしい。

僕「ははっ!おかしいと思ってたんですよ。いきなりノリノリのエロトークだったんで」松岡「えーっ、は、恥ずかしい!す、すいません・・・私、普段はこんなんじゃないんです!」

 呪縛が解けて素に戻った松山さんは、腰の低い普通の人でした。

僕「いいんですよ。自分的には面白かったです」

松岡「あの・・・ご迷惑かけてすいませんでした!」僕「いえいえ」

松岡「それじゃ、また!」

 慌てて通話を切る松岡さん。 それじゃ、またって・・・意味深なセリフを吐いて去っていきました。

 

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コメント(2

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  • K

    Kazannonekko452

    エロ面白いけど、「私、普段はこんなんじゃないんです!」ってところが深いですね。もしかして、これってむしろ「いい話」系?

    • N

      naoki77

      普段は普通のOLさんみたいです。エロ話のときは淫靡なオーラをはなってたけど、巣に戻った声はオフィスの受付さんのようなさわやかな声でした。自分の中でスイッチを入れてるんでしょうね。