【復興支援ツアー2018レポート】三陸鉄道沿線を巡り、現地の今にふれる旅 by akaheru

震災遺構の見学及び休憩後、久慈を目指します。

最初の目的地は「小袖海女センター」。NHKのドラマ「あまちゃん」で一躍有名になった北限の海女さん。実際に素潜りも見たいと思いやってきました。

右手に見える階段を降りて海女さんが海に入ります。
津波で大きな被害を受けた海女センター。新しくなって復活しています。

我々が現地に着いたとき、海女さん3人が学生さんからインタビューを受けてました。どうやら学生さんは台湾から来られた方達で、海女さんになったきっかけやどのくらいの年齢の人がやっているのかなど、次から次へと質問をしていました。(子供にも海女さんになってほしいかという質問に対する、自分の子供たちは男の子なのでという海女さんの回答には笑いが起きていました)

好奇心いっぱいという感じで質問を続ける台湾の学生さんの姿を見て、日本の文化に興味を持ってもらっていることがうれしいと思うと同時に、横で聞いている
自分も大いに勉強をさせてもらいました。

そのインタビューの後、いよいよ素潜りのデモンストレーションです。

固唾を飲んで見守ります。
3名の海女さんがさっそうと泳ぎだしていきます。
次々とウニを獲ってくる海女さん。台湾の学生さんに交じって声援を送ります。
取れたウニを実際触らせてくれました。うちの子たちも指でつんつん。
獲れたウニを買ってその場でたべることもできます。ということでもちろん購入。美味しい~!!
すぐ横で売っていたホタテ焼きも購入。こんな大きなホタテ、見たことない!なお、9割娘に食べられました。

海女さんの素潜りを見学して後は、海女センターの建物内へ。

1階はお土産屋さん、2階は食堂、3階は資料館になっています。

資料館には海女さんの歴史が紹介されていました。

そしてその中には、地元の小学生の海女さんに対するコメントが。

震災にもめげずに復活した海女さんは地元の子供達のヒーロー(いや、ヒロインですね)。震災時に勇気づけられたというコメントがたくさんあり、いかに大切な存在なのかを知りました。

これからも子供達をはじめ多くの人に勇気を与える存在であってほしいです。

子供達からのあたたかいコメント。読んでいるとなんだかこちらも勇気が湧いてきます。
ここでは生うに丼、食べられました!ここで獲れたウニを利用しているという一品。おいしいはずです。
海女センターの屋上から見た景色。海女さんたちは早速次の素潜りを披露していました。大変だと思いますが、どうか頑張ってほしいです。それにしても海がきれい・・・!

名残惜しみながら小袖海女センターを出発。次に向かったのは「もぐらんぴあ水族館」。この水族館は震災前からさかなくんとつながりがあり、震災で大きな被害を受けたのを機にさかなくんが応援団長に就任。以後様々な支援をしてくれているというスポットです。

以前は久慈駅近くにあった施設。今は郊外に移転していて、久慈国家石油備蓄基地のトンネルを使った日本初の地下水族館となっています。