【復興支援ツアー2018】復興への希望を体感する旅レポート by leoleo

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今回のツアーで3度目になる復興支援ツアーでは、前々から訪問したかった奇跡の一本松への訪問をメインに岩手方面に向かいました。
今までのツアーでは宮城方面への訪問のみで、個人的にも岩手県に訪れたことはありませんので、初めて行く場所ということと小さな子供を連れていましたので、ゆったりとしたツアープランとしましたが、復興のシンボルとも言うべき奇跡の一本松を直に見ることができ、とても充実したツアーとなりました。

出発当日

まずは自宅から最寄りの駅へタクシーで向かいます。上の子供は朝からおおはしゃぎで、下の子供は眠い目をこすりながらの出発です。
下の子は今回のツアーでついに電車デビューを果たしました!
そして東京駅では子供たちが盛岡へ向かうはやぶさに大興奮!!
既に子供たちのテンションはマックスです。

下の子は新幹線の窓の流れる景色にかぶりついていました。

盛岡駅に到着後は最寄りのレンタカーで車をレンタルしました。

レンタカーを借りたあとは、岩手に行ったら是非行ってみたいとの家族のリクエストで決定した最初の目的地の小岩井農場へ向かいました。

天気も良く、綺麗で自然溢れる景色を満喫することができました。

子供たちが楽しめる施設もいろいろ有り、子供たちも大満足!
シーソーに乗ってみたりアーチェリーの体験をしてみたりと元気に遊び回りました。

近所のスーパーなどでもよく見かける小岩井農場の乳製品などを購入し、美味しくいただきました!

初日は次の日からの長距離の車移動に備え、早めに宿にチェックインしました。
一日目は花巻の「結びの宿 愛隣館」にて宿泊しました。
部屋から見える豊沢川がとても綺麗でした。

2日目

2日目は花巻から海沿いまで東へ向かいます。距離がそれなりにあるので一旦岩洞湖レストハウスで休憩をとりつつ、まずは龍泉洞へ向かいました。
龍泉洞の入り口付近では川が流れていて、涼やかな雰囲気が漂っていました。

チケットを購入しパンフレットをひとしきり確認したあとは、いざ洞窟の内部へ向かいます。

この日、外の気温がだいぶ高かったので外は35度前後あったかと思いますが、洞窟内部は10度くらいでしたので、とても涼しかったです。
その洞窟内部に広がる地底湖はどこまでも深く続いているようで、青から黒へのグラデーションがとても美しかったです。

龍泉洞の地底湖
龍泉洞の地底湖

龍泉洞の涼しい空気を満喫したあとは、浄土ヶ浜方面へ向かいます。
浄土ヶ浜への道の途中には、復興が進む宮古市田老地区の道の駅たろうがあり、こちらで買い物や施設の見学をしました。

こちらの施設には三陸の美しさを伝える情報や、災害の記憶を物語る資料などがあり、ひとしきり施設内を回らせていただきました。

日頃会社の啓発イベントなどにより防災の意識を持つようにできてはいますが、改めて自然災害の恐ろしさや防災の大切さを感じました。

道の駅たろうを後にした後は本日の最終目的地の浄土ヶ浜へ向かいます。
時間は夕方近くになってしまいましたが浜辺へのバスも最後の一本があり、こちらのバスで浜辺へと向かいました。

浄土ヶ浜の駐車場からの景色
浄土ヶ浜の駐車場からの景色

浄土ヶ浜の浜辺にはまだ人がまばらにいて海水浴を楽しんでいました。我が家の子供たちもさっそく水着に着替えて海の冷たさを満喫していました。

浄土ヶ浜で美しい風景を眺めて、海水浴などを楽しんだ後は二日目の宿のホテル近江屋へチェックインしました。

3日目

この日は釜石大観音と奇跡の一本松へ訪問するべく宮古市から一気に南下していきます。

今日はあいにくの雨で釜石大観音に到着した際もまだ雨が降っていましたが、霞がかった中に大観音がそびえたつのが見えます。
駐車場からはエレベーターや階段を使って観音様の真下にある受付まで歩いていきました。

受付付近から撮影した釜石大観音
受付付近から撮影した釜石大観音

受付の内部から釜石大観音の内部のらせん階段へ入り、こちらを登っていくことで観音様の上部から釜石の景色を眺めることができます。
下の子を背負いながらひたすらに階段を昇っていき、外の景色が見える部分まで進みました。

大観音上部から見た釜石の風景は天候の問題もあり、全体を綺麗に見渡すことができませんでしたが、それでも美しい港町の釜石の眺めを満喫することができました。

釜石大観音への訪問後は奇跡の一本松へ向かいますが、道中の「かき小屋 広田湾」さんで昼食をとりました。

夏の生ガキはあまり食べたことがありませんでしたが、こちらでいただいた生ガキはとても美味しかったです!
焼きカキ等も食べて、家族みんな大満足で食事を終えました。

食事の後はこのツアーの最後の目的地である奇跡の一本松へ向かいます。
「かき小屋 広田湾」さんからはとても近い位置でしたので、少し車を走らせて奇跡の一本松茶屋の駐車場に到着しました。

奇跡の一本松への道の途中で撮影

奇跡の一本松への道の途中で撮影

奇跡の一本松茶屋の駐車場からは徒歩で奇跡の一本松へ向かいます。駐車場から道路の下をくぐる道を進んでいきます。

奇跡の一本松の付近まで近づくとその存在感はとても印象深く半壊した陸前高田ユースホステルとともに震災の記憶を物語る存在だなと感じました。

すでに枯死してしまっているとはいえ、あの震災の津波の中を一本だけなぎ倒されずに耐えしのいで立っていたということは名前の通り奇跡を感じずにはいられません。
また震災遺構のモニュメントとしてこの一本松へ訪問する人々も数多くいると思いますので、復興に対しても大きな役割を果たしていると思います。
自分も以前から訪問したいと思っていましたが、ようやく訪れることができ、実際に見ることができ感慨深いものがありました。

奇跡の一本松を訪問した後は、奇跡の一本松茶屋でお土産などを購入し、最後の宿の大船渡温泉に宿泊しました。
大船渡温泉から見た景色もとても綺麗で、ぜひまた訪問したいと思いました。

最終日

最終日は大船渡温泉をチェックアウトした後、そのまま盛岡駅に戻り新幹線で帰路につきました。
最後まで、大きな天候の崩れがなく旅行ができたことはとてもよかったと思います。

今回のツアーを通じて感じたもの

今回のツアーは下の子がまだ小さく、いろいろな場所に訪問することは難しかったものの、復興の希望のシンボルとなる奇跡の一本松をはじめとして、今まで訪れることができなかった場所に訪問することができました。

また今回のツアーの目的の一つとして現地の方のお話をお伺いしたいと思っていましたが、プランとしてじっくり現地の方のお話をお伺いするような予定を組み込んでいなかったものの、道の駅たろうに立ち寄った際に、施設内を見学している時に現地の方が話しかけてくださって、「この辺も全部波にさらわれちゃってねー、大変だったですよ。」と震災時の大変さと「でも、こういうの(道の駅)もできてきて
ねー、少しずつよくなってきたよー」と少し嬉しそうにお話してくださいました。

復興が進む中、心のよりどころになるようなシンボルとしての存在はとても大きなもので、その場所へ訪問したい観光客もいれば、その場所で頑張って復興を進めている人たちもいて、そういった人たちを結び付けてくれる役割もあるのだな、と改めて感じました。

自分ができることなど微力ですが、少しでも自分の周りの人にツアーで見てきたことや感じたことを伝えて、少しでもこの地を訪れたいという人が増えればと思いました。

費用

交通費:120,496円
(内訳)
・自宅から函南駅へのタクシー代 1,700円
・函南駅 ⇒ 盛岡駅 42,720円
・レンタカー代金 26,460円
・レンタカーガソリン代金 4,156円
・高速道路通行料金 1,170円
・盛岡駅 ⇒ 函南駅 42,720円
・函南駅から自宅へのタクシー代 1,570円

食費:19,522円
(内訳)
・1日目 朝食(駅弁) 3,500円
・1日目 昼食(小岩井農場) 5,020円
・2日目 昼食(道の駅たろう) 3,320円
・3日目 昼食(かき小屋広田湾) 5,022円
・4日目 昼食(駅弁) 2,660円

宿泊費:87,570円
(内訳)
・1日目 愛隣館 35,075円
・2日目 ホテル近江屋 20,995円
・3日目 大船渡温泉 31,500円

その他・入園料等:25,500円
(内訳)
・1日目 小岩井農場 1,900円
・2日目 龍泉洞入場料 2,500円
・3日目 釜石大観音拝観料 1,100円
・おこずかい(お土産等購入) 20,000円

合計: 253,088円

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