【ラグビーの聖地・釜石】スポーツショップも臨戦態勢!

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2016年、店内でラグビーボールを見つけた時、けっこうマジで泣けるくらいうれしかった。

釜石にそのショッピングモールができた時、津波による大きな被害を受けた三陸の明るい話題として地域の人たちはとてもよろこんだ。オープン直後に行ってみたが、売り場は大盛況。大船渡市の盛から釜石を結ぶ三陸鉄道南リアス線の車内にも、ショッピングモールの紙袋を提げた若者たちの姿がたくさん見られた。

しかし、大きな声では言えないのだが、そのショッピングモールにテナントとして入っている大型スポーツ用品店にはラグビー関連グッズは置かれていなかった。店員に聞いても「へっ?」という対応だった。

ラグビーの聖地としての釜石は、遠い過去のものになってしまったのかと残念だった。ショッピングモールにテナントが入らなかった空きスペースで、かつてのラグビー釜石の歴史を紹介する写真展示が行われていたのも痛かった。

しかし、久しぶりに行ってみると、店の入り口には日本代表チームのウェアがずらりと吊るしで並べられているではないか。

いやいや、でもそれだけでは安心できない。流行ものとして入荷しただけかもしれない。なんて疑いながら店内を探索してみると、お店の一番奥、バレーボールやバスケットボール用品よりもさらに奥ながら、そこにはラグビー用品のコーナーがしっかり常設されていた。

ボールも、

試合用のジャージも、

ヘッドキャップやトレーニンググッズも、

もちろんシューズも取り揃えられていた。

ちょっと公園で草ラグビーでもやってみようか、という人にも、今日から本格的に始めようという人にも、必要なものが一式揃うということは大きい。いくらネットで何でも買える世の中とはいえ、実物を見て選べることには大きな意味がある。

グッズが手に入る町になって、釜石は着実に聖地復活への一歩を踏み出した。ワールド杯の熱の高まりとともに、ごく近い将来、老いも若きもラグビーボールを小脇に抱え、あるいは友達同士パス回ししながら町なかを闊歩する、そんな釜石になるかもしれない。かつてこの町に栄えたラグビーが、新しい釜石のコアとしてよみがえるかもしれない。

ラガーマンの友人に、ボールの扱い方から教えてもらおうかな。釜石の大型スポーツ店でカンタベリーのラグビーグッズを見ていたら、そんな気分が盛り上がってきた。

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