遠野まつり2015に行ってきました。初めて見る芸能もあって大興奮。9月19日の模様を写真でご紹介しますネ。
南部ばやし
南部藩のお殿様が京都の祇園ばやしを参考にして、遠野らしさを盛り込んだ、遠野ならではの町方の踊りです。町内ごとに踊りもお囃子も着物も異なっていって、それはそれはもう艶やかです。
遠野まつりの「花」といっても過言じゃない南部ばやし。凛々しいまでの決めポーズ。
ゆっくりと、しかし艶やかに。いつも静かな遠野の町のハレの姿です。
小さい子供たちの踊りも可愛い。がんばって練習したのが伝わってきます。
「車道には出ないでください」と呼びかけられても、この数のカメラマン。狙っているのは南部ばやしパレード先頭のお姉さんかな。
まさにタイムスリップしたかのような不思議な雰囲気。これが日本の原風景かも。
しし踊り
鹿踊りと書いて「しし踊り」と読みます。遠野の郷を代表する郷土芸能です。前に垂れ下がった幕と、カンナガラがふわふわ棚引くカシラを操って踊ります。勇壮です。迫力あります。
こちら、出待ちの一コマ、休憩中です。なんとなくダルな感じがするのは、鹿踊のお頭が相当な重さなので、きっとみなさんお疲れだから。
どれくらいの重さですかと尋ねたら、持たせてくれました。10kg近くありそうな感じです。しかも大きな幕も着いているから、秋の日差しとはいえそうとうな暑さです。
鹿踊り団体が総出で駅前通りいっぱいに踊り歩く「しし踊り大群舞」。なんと630人による大群舞は迫力満点!
高校の同級生かな? 大群舞の後の一コマです。南部ばやしの彼女たちと鹿踊りの彼。お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、遠野ではこんな光景がずっと続いているのでしょうね。
さんさ踊り
遠野のさんさ踊りは歴史を感じさせる昔ながらの踊りです。素朴だけど、見ているこちらまで踊りたくなるような魅力あふれる踊りです。
お祭りはパレードばかりではありません。パレードに参加していない時間は、遠野の町のお店などに門付けして踊ります。こちらは遠野のショッピングセンター「とぴあ」での一コマ。
ちょうど入り口を入った正面に柱があるのは、輪になって踊るさんさ踊りのステージにするためなのではと思ってしまうくらいに、おあつらえ向きの場所。
虎舞
遠野暮坪地区の虎舞です。こちらの虎舞はハシゴを使うアクロバティックな踊り。
ハシゴに上がったジャラカシの挑発を受けて、虎がハシゴへ登ろうとしています。
ついに虎が登り始めます。
ジャラカシはハシゴの上で逆さまに!
餅まき
遠野のお祭りはやたらとお餅をまいてくれます。餅まき大会だけじゃなく、お神輿や虎舞でも。手を振ればこちら目掛けてまいてくれる優しさも遠野ならではかも。この日は10個以上ゲットしちゃった♪
写真でざっとご紹介しましたが、遠野まつりのステキなところは、踊り手さんたちがとてもフレンドリーなところ。都会の大きな祭りと違って、踊り手さんたちと観客の距離が近いから、ご挨拶したり話したり、観客同士でも「お餅とれた?」とお喋りしたり。お祭りを見ているうちに、自分が遠野の空気に馴染んでいくのを感じられます。
来年こそはぜひいらしてくださいね。
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