大事な初戦、日本代表の先発は中京大中京の上野くんでした。
上野くんのよさは、球離れが遅いところでしょう。キレのいいストレートは手元でグンと伸びてきます。
初速と終速の差が少ないんでしょうね。表示スピード以上の球の速さを感じます^^
甲子園の3回戦、中京大中京と関東一高の試合で関東一高の先頭バッターのオコエくんが上野くんの手元で伸びるストレートにキャッチャーフライに倒れましたが、その時、打ち取られたオコエくんがとても驚いた顔をしたのが印象的でした。
甲子園でも抜群の安定感を見せていた上野くん。ストレートも変化球もしっかりしたボールを投げるピッチャーなので、まず大崩れすることはないと思っていました。
投打がかみ合い初戦を快勝!
初回先頭バッターのオコエくんがフォアボールで出塁。
続くキャプテン篠原くんはライト前ヒット。オコエくんは瞬足を活かして一気に3塁へ。そして3番平沢くんのレフトへのフライはかなり浅くタッチアップは厳しいかなと思いましたがオコエくん、積極的にホームを狙って先制点を挙げました。
さらにこの回、満塁から東海大菅生勝俣くんの走者一掃3塁打で3点を追加、見事な先制パンチで4-0としました。
2回3回と無得点に終わりましたが、4回2死満塁から清宮くんが押し出しのフォアボールで1点を追加します。
5回には連打で4点、6回にも5点を追加して試合を決めました。
この大会は5回15点差、7回10点差でコールドゲームが成立します。
日本は15安打で14得点を挙げブラジルに快勝しました。
こういう展開になっても最後まで雑にならずに、きっちり快勝したのは大きいですね。
壮行試合から短期間で課題を修復
壮行試合では即席チームならではのミスが目立ちましたが、今日はまったく心配なかったですね。特にバッテリーはこの短期間できっちり話し合ってきたのではないでしょうか。
先発マスクを任された静岡高校の堀内くん。こういう即席チームはキャッチャーの役割がとても重要になります。今大会、一番大変なのは彼かもしれません。
今日は初ヒットを打つと続く打席でもヒットを打ちました。
木製バットなので金属バットのように外野の頭を越すというのはなかなか難しいと思うので、この先も今日みたいな逆らわないバッティングをしていけばいつでもヒットが打てそうです^^
守りでは相変わらず見事なキャッチングでこの試合も盗塁を2つ刺しました。
いろいろと考えることも多かったと思いますが、初戦からヒットも出たしピッチャーとの呼吸も合ってきたので、だいぶ気持ちの面でも楽になったのではないでしょうか。この先も期待できそうですね。
上野くん、森下くんは期待通りのピッチング!
上野くんは72球、6イニングを投げて打たれたヒットは2本。
8奪三振という結果でした。7者連続三振(死球1つ挟んで)は圧巻でしたね。
安定感抜群、安心してみていられました。
2番手の森下くん(大分商)も1回を投げて打者3人を2奪三振という完璧なピッチングでした。森下くんはメンバーの中で唯一、今年は春も夏も甲子園を経験していないので知らないという人もいるかと思います。
森下くんは1年生からベンチ入り。控え投手として甲子園に出場しています。このときはソフトバンクにドラフト4位で指名された笠谷俊介がエースだったため出場機会はありませんでした。
最後の夏は大分大会の決勝戦で明豊に0-1で敗れ甲子園の夢は潰えました。MAX148キロ、長身から投げ下ろすストレートとスライダーはプロ注目のピッチャーです。
試合が終わって。。。
ブラジル 000 000 0 | 0
日本代表 400 145 X | 14
今日投げた2人はこの先も期待できそうです。野手陣もしっかりバットが振れていると思います。今のところは心配なさそうですね。
8番に甲子園優勝校の3番杉崎くん、9番に天理の船曳くんというオーダーが組めるんですから強いわけです。豪華なメンバーですね。
ブラジルはお世辞にも強いチームとは言えませんが年々力をつけてきているチームです。どんな相手でもきっちり勝つ。これですよね^^
それにしてもブラジルの選手はネックレスにヒゲにガム。ちょっと驚きましたが、このあたりも国際試合ならではですね^^
今日の試合、次戦のアメリカ戦に弾みをつける意味でも、アメリカに日本は強いぞと思わせる意味でも、何としても大勝ちしたいなと思っていました。
そして理想通り大勝ちしました^^
まぁ、アメリカもチェコに11-1。強いところを見せることができたけど、見せられもしました^^;
とにかくこの大会はハードです。この試合を含めて10日間で9試合も行います。
そして選手は20人しかいません。
初戦を7回コールドで終われたのは大きいですね。
さてさて次の対戦相手は前回優勝のアメリカ。今回もアメリカのメンバーはピッチャーを中心にかなりすごい選手が集まっています。
とにかくここはどんな形でもいいから勝っておきたいところですね。
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