さて開会式のすぐあとの試合は、日大三島と浜松開成館。
例年になく開会式直後のこの対戦は注目されています。なぜならこの勝者が王者静高への挑戦権を手に入れることができるからです。
打倒静高に燃える日大三島、小澤くんに注目!
日大三島は春季東部大会は圧倒的な強さで東部地区を勝ち上がりました。県大会では浜松商業に初戦敗退。イレギュラーで失点した1点が決勝点。0-1の負けは運がなかったように思います。
チーム全体としては昨年と比べると攻撃力が弱いのは否めません。私は県岐阜商の高橋純平くんとの投げ合いを見て感じたのが、県岐阜商の高橋くんは気楽に投げているのに対して 、小澤くんは自分が何とかしなきゃという気持ちが少し強すぎるように思いました。
高橋くんの県岐阜商もお世辞にも打つチームとは言えませんが、それでも気楽な気持ちで投げられているとしたら大きいですよね。静高の村木くんはバックに強力打線が控えているので多少点を取られても味方がなんとかしてくれるだろうという気持ちで思いっきり投げられているのかもしれませんね。
小澤くんを楽に投げさせてあげるには小鹿くんを中心とした打線の援護が必要です。『打倒静高』をずっと口にしてきた日大三島の小澤くん。野球の神様が用意してくれた最後のチャンスをものにできるでしょうか。まずは目の前の浜松開成館戦をどう戦うか注目ですね。
しかしながら『打倒静高』を目標にしているのは小澤くんだけではありません。この大会に参加する静岡県すべての高校が『打倒静高』、そう思っていることでしょう。この静高を倒さない限り甲子園はないのですから。どのチームも静高を徹底的に研究していると思います。そんな中、勝ち続けているというのは本当にすごいことですよね。この夏はさらにマークはきつくなるでしょう。果たして夏、最初に静高と戦うのは日大三島か、それとも浜松開誠館か。決戦は7/11です。
おもしろそうなのは知徳
知徳の村中くんは以前にも触れたことがありますが、なかなかいいピッチャーです。ストレートの威力もありますが、スプリットのキレもなかなかです。
スプリットとは高速フォークのようなものですが近年、高校生でも投げるピッチャーが増えてきましたね。スプリットというと昨年の駿河総合の新村くんを思い出します。静高相手に15回を投げ切って引き分け再試合に持ち込んだピッチングは見事でした。
切れ味いいスプリットはなかなか高校生で打つのは難しいですね。スプリットを活かすのも速いストレートがあってこそです。さて知徳高校。藤枝明誠、常葉菊川、掛川西と同じという厳しいブロックに入りましたが、村中くんがどんなピッチングをするのか注目したいですね。
台風の目になるかもしれない加藤学園
エースの芳野くんの球速は130キロくらいですが、精密機械のようなコントロールと制球力で勝負するタイプです。加藤学園は徹底したスモールベースボール。1点を確実に取る野球は相手が一番嫌がるタイプかもしれませんね。
県大会の1回戦で準優勝した東海大静岡翔洋相手に1-3と内容的にもほぼ互角の試合をしました。県大会準優勝の東海大翔洋を一番苦しめたのは加藤学園かもしれません。
立ち上がりに少し課題を残す芳野くんですが、持前の制球力と丁寧なピッチングを徹底できればおもしろい存在になりそうです。地道な野球ができるチームは気がつくと勝ち残っているなんてケースも珍しくありません。こういうチームは勢いづいたら楽しみですね。
つづく
■高校野球
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