1~4号機タービン建屋東側 2号機取水口・港湾中央の2地点で海水中のセシウム濃度が過去最高値
日報の記載に新規事項なし
<過去最高値>2号機取水口(遮水壁前)
セシウム-134:13Bq/L
これまでの最高値:12 Bq/L(2014年9月8日)
セシウム-137:45Bq/L
これまでの最高値:40Bq/L(2014年9月8日)
<過去最高値>港湾中央
セシウム-134:6.7 Bq/L
これまでの最高値:3.6 Bq/L(2014年11月10日)
セシウム-137:19 Bq/L
これまでの最高値:15 Bq/L(2014年11月10日)
※ いずれの地点で全ベータも高いレベル
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
1号機放水路 ~極めて高濃度の汚染を示す1号機放水路立坑の測定結果(5月18日採取分)
【1号機放水路】
◆採取日 (5月11日)→(5月13日)→(5月15日)→最新(5月18日)
<1号機放水路立坑水(上流側)>
セシウム134: 11,000 Bq/L → 8,200 Bq/L → 8,100 Bq/L → 8,700 Bq/L
セシウム137: 41,000 Bq/L → 29,000 Bq/L → 29,000 Bq/L → 31,000 Bq/L
全ベータ: 49,000 Bq/L → 37,000 Bq/L → 38,000 Bq/L → 35,000 Bq/L
トリチウム: 320 Bq/L → 250 Bq/L → 300 Bq/L → 250 Bq/L
<1号機放水路立坑水(下流側)>
セシウム134: 990 Bq/L → 1,000 Bq/L → 920 Bq/L → 980 Bq/L
セシウム137:3,600 Bq/L → 3,600 Bq/L → 3,500 Bq/L → 3,700 Bq/L
全ベータ: 6,100 Bq/L → 6,400 Bq/L → 6,600 Bq/L → 5,400 Bq/L
トリチウム: 1,500 Bq/L → 1,500 Bq/L → 1,600 Bq/L → 1,800 Bq/L
1~3号機放水路(項目名変更:1号機放水路の状況→1~3号機放水路の状況)
※1~3号機放水路については、1号機放水路上流側立坑において、セシウム137の濃度が上昇したことから定期的に水質調査を実施。
<最新のサンプリング実績>
5月13日に採取した2号機放水路立坑水の全ベータの値およびトリチウムの値が前回値と比較して大幅に高い濃度であることを確認。その後の分析結果は以下の通り。
5月18日採取 5月19日採取
セシウム134: 110Bq/L 580Bq/L
セシウム137: 310Bq/L 2,100Bq/L
全ベータ : 45,000Bq/L 6,400Bq/L
トリチウム : 1,700Bq/L 分析中
分析結果については、5月18日からの降雨により5月19日採取分の全ベータ放射能は低下し、セシウムは表層汚染の流れ込み等により上昇していることを確認。なお、5月18日採取分のトリチウム濃度は前回値(5月17日採取分:1,700Bq/L)と比較して変化なし。引き続き、同立坑の監視強化を行うとともに、上昇原因について調査を実施する。
2号機放水路の発表フォームが変更され、上流側・下流側でデータが公表される
5月13日~20日の発表データを貼り合わせてみた。
書体や罫線がガタガタなのは東京電力が発表したフォームの異なる4つの書類を貼り合わせたため。5月19日のデータでセシウム-134、セシウム-137が急上昇し、逆に全ベータとトリチウム(H-3)が減少しているのが分かる。
※ 事故原発の近隣の気象庁観測ポイント「浪江」では、5月19日に1日で34.5mmのかなりの雨量を観測している。
関連データ(東京電力以外のサイト)
以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成27年5月20日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
最終更新: