4月19日(火曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。
※ 情報を追加して更新します
1~6号機
◎日報に新規事項の記載なし
共用プール
◎日報に新規事項の記載なし
水処理設備および貯蔵設備 セシウム吸着装置を「停止中」
その他の項目に新規事項の記載なし
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・RO淡水化装置運転中
・多核種除去設備(ALPS)運転中
・増設多核種除去設備運転中
・高性能多核種除去設備停止中
・モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクFから海洋排水を実施。排出量は931トン
※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクFの分析結果[採取日4月12日]について、運用目標値を満足していることを確認。4月18日午前9時59分より港湾内へ排水を開始。なお、排水状況については、同日午前10時8分に漏えい等の異常がないことを確認。(既出)
その後、午後4時23分に排水を停止。排水停止状態に異常がないことを確認。排水量は931m3。
福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月19日
サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクGからの排水準備が進む
※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクGの分析結果[採取日4月13日]について、運用目標値を満足していることを確認。
福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月19日
※ 一時貯水タンクは浄化後のサブドレン・地下水ドレン水を海洋排出前に一時貯水するもので「サンプルタンク」とも呼ばれる。
サブドレン・地下水ドレン 集水タンクの分析結果(4月11日採取分)
※ 集水タンクはサブドレン・地下水ドレンから汲み上げた水を浄化施設に送る前に貯えておくタンクのこと。
地下水バイパス 通算112回目の海洋排水を開始
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
※地下水バイパス一時貯留タンクグループ1の分析結果[採取日4月6日]について、運用目標値を満足していることを確認。(既出)
4月19日午前10時22分より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、同日午前10時36分に漏えい等の異常がないことを確認。
福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月19日
H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果
◆最新のパトロール
4月18日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。
福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月19日
H4エリア 4月17日のサンプル採取は悪天候のため中止
◎日報に新規事項の記載なし
○H4エリア周辺地下水E-1<全ベータ>
4月17日採取分: 悪天候のため採取中止
4月16日採取分: 9,000Bq/L
4月15日採取分: 6,100Bq/L
4月14日採取分: 8,400Bq/L
4月13日採取分: 8,100Bq/L
4月12日採取分:11,000Bq/L
4月11日採取分: 8,700Bq/L
4月10日採取分: 6,700Bq/L
4月09日採取分: 7,700Bq/L
4月08日採取分: 6,200Bq/L
4月07日採取分: 7,400Bq/L
4月06日採取分: 6,000Bq/L
4月05日採取分: 6,900Bq/L
4月04日採取分: 8,900Bq/L
4月03日採取分: 8,100Bq/L
4月02日採取分:11,000Bq/L
4月01日採取分:12,000Bq/L
これまでの最高値:710,000Bq/L(2013.11.10)
※ 地下水バイパス・サブドレン海洋排水の運用目標値:5Bq/L
H6エリア 4月19日のサンプル採取は悪天候のため中止
◎日報に新規事項の記載なし
○H6エリア周辺地下水G-2<トリチウム>
4月17日採取分: 悪天候のため採取中止
4月16日採取分: 1,100Bq/L
4月15日採取分: 950Bq/L
4月14日採取分: 330Bq/L
※ 地下水バイパス・サブドレン海洋排水の運用目標値:1,500Bq/L
1~4号機タービン建屋東側 1号機海側の地下水観測孔No.0-2、No.0-3-2、No.0-4で過去最高値。数倍から数十倍の大幅な上昇
◎日報に新規事項の記載なし
<過去最高値>地下水観測孔No.0-2
セシウム-134:53Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:1.3Bq/L(2015.02.01)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-2
セシウム-137:260Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:4.1Bq/L(2015.02.01)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-2
全ベータ:900Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:170Bq/L(2015.02.15)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-3-2
セシウム-134:13Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:1.3Bq/L(2014.09.25)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-3-2
セシウム-137:64Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:5.1Bq/L(2014.09.25)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-3-2
全ベータ:210Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:94Bq/L(2015.03.09)
<過去最高値>地下水観測孔No.0-4
セシウム-134:20Bq/L(2016.04.18)
これまでの最高値:0.70Bq/L(2014.06.29)
最終更新: