ロシナンテス東北事業部(ロッシー東北)のFacebookより。3月11日の竹灯篭の様子を伝えてくれた田地野茜さんの記事です。まずはこちらをご覧下さい。
3月にはたくさんの人に見てもらえたようなので、少し時期をずらしてシェアします。
「固い絆」
竹灯篭に筆を入れているのは、おそらくロシナンテスが主催する健康農業に参加されているおばあちゃまでしょう。お顔が見えないのでどなたか微妙ですが、たぶん仮設住宅に住まれている方。もしかしたら、長年住みなれた仮設住宅を出る予定があるのかもしれません。
「固い絆」
彼女がこの言葉をどうして選んだのか、想像してみませんか。
仮設住宅に入居するということがどういうことだったのか。4年も前のことですが、日本中のみなさんがテレビでご覧になったヘリコプターからの映像に映されていた町に、おばあちゃまの暮らしはあったのです。仮設住宅での4年近くの時間をどう過ごしてこられたのか、想像できますか。震災の生活の場だった団地には「仮設」という名前がついていたけれど、おばあちゃんたち皆さんの暮らしそのものが「仮」のものなんかだったのかどうか。そしてこれから先、どんな時間が待っているのか。
想像してたくさんのことが思い浮かんだら、
あるいは想像しても何も思い浮かばなかったら、
実際に東北にいらっしゃいませんか。
ロッシー東北の扉はいつも全開です。東北の人たちと一緒の時間を過ごせます。勝手にではありますが、僕が保証いたします。
「固い絆」
4回目の3月11日の竹灯篭に彼女はそう記しました。絆じゃなくて「固い絆」と刻んだおばあちゃまが東北にいます。
そのことを、時々思い出してみて下さい。
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