スーダンと東北で健康と平和のために活動するロシナンテスの大嶋一馬さんが、14日から仙台で開催されている国連防災世界会議パブリックフォーラムで、スピーチされたそうです。ロシナンテス東北のフェイスブックページから引用させていただきます。
本日、国連防災世界会議パブリックフォーラム「風化に立ち向かう人々 アジアと東日本の大規模災害から今伝えたい事」にロシナンテス・大嶋も出演してまいりました。
ここで、どの発表者も口を揃えて訴えていたのは、「コミュニティの必要性」。陸前高田のある仮設住宅には、世帯数が少ないということで集会所すらなく、やっとみんなが集まれたのは入居から半年後だったそうです。それも学生さんがお茶会を開いてくださって顔を合わせられたそうです。そんな状況だったとは、知りませんでした。
震災から4年が経ち、ハード面での復興はかなり進んできました。しかし、一番必要なのは、ソフト面での支援。寄り添いです。震災で変わってしまった環境。避難所→仮設住宅→新たな場所へと生活環境はまだまだ落ち着きません。これからも私たちはここにいます。
会場にお越し下さった皆様、ありがとうございました。中にはいつもロシナンテスを応援してくださっている方のお顔もあり、大変嬉しく心強かったです♪
スーツ姿の大嶋さん、なかなか決まってますね、という話はさておき、大嶋さんのスピーチは「違和感」というタイトルだったそうです。
道路の開通や鉄道の復旧、建物の完成といったニュースが復興を象徴するものとして伝えられる一方、現地では実感が乏しいという「違和感」なのか、たとえば女川の復興住宅を見に行った時、女川でずっと暮らしてきたNさんが「なんか違う」と話してくれたのと通じるような「違和感」なのか、被災した東北で人々は立ち上がろうとがんばっているのに政府や行政が徐々に手を引こうとしていることに対する「違和感」なのか。
大嶋さんのことだから、こころに突き刺さる話だったことは間違いありません。ロッシーの仲間たちにお願いして、スピーチの動画をぜひ見せてもらおうと思います。またご報告しますね。
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