こんにちは。
島ライターおっくんです。
最近ちょっとしたきっかけでやたらと映画を見るようになりました。いやー、楽天のDVDレンタルが、レンタル料無料だったりのキャンペーンをやってくれてるんで、色々借りてしまいます。。楽天の期間限定ポイントも貯まってますし。。
それにしても、意外と【離島が舞台の映画】って多いんですね。今まで映画なんてほとんど見なかったんですけど、見れば見るほど、島はああいった映像作品に映えるもんだなぁと、改めて感じたワケです。
そこで!
「この雰囲気たまらんな~」と思えた(思えそうな)、島が舞台の映画をまとめてみました!最近公開されたものを抜粋して10作品、紹介したいと思います!
1.北のカナリアたち(北海道・礼文島、利尻島)
映画『北のカナリアたち』予告編
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2012年公開
北海道の離島が舞台の映画。
島の分校の先生・川島はると子供たちの話です。6人の教え子の詩の才能を見出したはるは、子供たちと共に合唱練習に取り組むのですが、悲しい事故が原因で先生は島を離れることになります。「島を離れていく」というのが、島ならではの、なんとも言えないもの悲しさを漂わせてくれますね。。
2.ウミノカド ~舌と明日と靴下~(新潟・粟島)
『ウミノカド ~舌と明日と靴下~』☆映画予告☆
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2008年公開
新潟県・粟島が舞台です。
「靴下を売る」という援助交際を強いられていた兄妹が、殺人を犯して島へ逃げるという導入。そんな兄妹が、都会から離れたゆったりとした空気に触れ、少しずつ何かが変わっていきます。「前向きに逃げる」という、一見矛盾しているかのようなメッセージ、島ならではの優しい雰囲気がとても良かったです。
3.ロック ~わんこの島~(東京・三宅島)
ロック~わんこの島~
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2012年公開
2000年に起きた三宅島の噴火がベースとなった実話ベースの作品。
この作品はまだ見ていませんが、噴火による事情で離れ離れになってしまう飼い犬と家族の物語のようです。予告編を見る限り、とにかく犬が可愛すぎですね・・・。すでに泣けそうな予感が。。
4.八日目の蝉(香川・小豆島)
八日目の蝉
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2011年公開
直木賞作家・角田光代の作品です。
第一部は女誘拐犯・希和子の逃亡劇。第二部は誘拐された子供・恵理菜のその後の話の二部構成です。いくら誘拐とは言え、恵理菜を我が子のように大切にする希和子の母性に胸を打たれました。逃げに逃げてたどり着いた、小豆島での“母娘”生活がたまらなく良いのですが・・・。
5.花子の日記(香川・小豊島)
『花子の日記』予告編
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2011年公開
元・お笑い芸人の奇才・松本卓也監督が送るコミカルサスペンス映画!
人よりも牛のほうが多いという、小規模離島の小豊島(おでしま)が舞台。日本人父娘と韓国人父娘の4人が、高級ブランド牛の精子を巡ってドタバタを繰り広げる・・・と説明すれば良いでしょうか。シチュエーションから個性が溢れまくりで面白いのですが、それを盛り上げる倉科カナ、永島敏行が特に良い味でした!
6.渾身(島根・隠岐諸島)
『渾身 KON-SHIN』予告編
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2013年公開
これもまだ見ていませんが、島根の隠岐が舞台のヒューマンストーリーだそう。劇団EXILEの青柳翔が主演を飾ります。
「かつて駆け落ち同然で島を飛び出した英明は、後妻の多美子、前妻の娘・麻里と共に、再び島へ戻る。過去が過去だけに、当然逆風の中での生活になるのだが、それでも島と共に生きていく家族の姿が必見!」・・・というストーリーのようです。一度でも悪く見られてしまうと、再び認められるのは容易ではないと思いますし、島ならなおさらかも知れませんね。島の伝統である隠岐古典相撲に挑むことで、「徐々に認められていく英明」に注目したいです!
7.めがね(鹿児島・与論島)
めがね 予告編
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2007年公開
特にこれといった目的もなく、たそがれるまま島に降りたタエコの話。
この良い意味で力の抜けた、ゆったりとした展開こそ「島ならでは!」と思わずにはいられません。実際、島めぐりなんかをしていると、こういう人いるなぁ・・・と思います。都会人が島独特の風習や文化に触れて変わっていく姿を見ると、島には見えないパワーがあると思わされます。
8.旅立ちの島唄~十五の春~(沖縄・南大東島)
『旅立ちの島唄~十五の春~』予告編
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2013年公開
港が高く、船からクレーンで上陸することで有名な南大東島が舞台。
ほとんどの島に言えることですが、高校が無い島では中学卒業と同時に島を出てしまい、何か理由でもない限り、戻ってくることは少ないのが現状だと思います。作中では、仕事の関係で別居する夫婦、卒業と同時に離れ離れになる親子が登場するようです。南大東島が舞台ですが、実はどの島でもある話だと感じました。。
9.カフーを待ちわびて(沖縄・伊是名島)
映画『カフーを待ちわびて』予告編
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2009年公開
与那喜島という架空の島が舞台のラブストーリー。
沖縄で気ままに過ごす男・明青(あきお)に、見覚えのない女性・幸(さち)から、結婚をお願いされるという導入です。僕個人としては「島は不思議なきっかけに満ちている」と思っているせいか、「不思議な恋愛が起こっても、島だから納得」と思えてしまいます。でも、それがイイんですよねぇ。。
10.ペンギン夫婦の作りかた(沖縄・石垣島)
映画『ペンギン夫婦の作りかた』予告編
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2012年公開
「石垣島ラー油」ブームを巻き起こした、ペンギンさん夫婦の物語です。
予告編にもあるように、会社が倒産して「ラッキー」と言えちゃっているのが面白いです。島を訪れるきっかけなんて、意外とそんなもんだなぁ・・・と、改めて感じました。それでも、この夫婦が石垣島にやってきたことでラー油ブームが起こったわけですから、その因果を思えば、運命って気まぐれだなーと考えてしまいます。
感想は・・・
こうして調べてみて改めて感じるのですが、どの映画も「ただ島が舞台」というわけではなく、島の不思議なパワーみたいなものを、どこかで感じさせてくれる気がします。
あと「逃げるように島へやってくる」というシチュエーションが多いのも印象的でした。“逃げる”というと、どこか弱気でマイナスなイメージに思えてしまいがちですが、それでも島に触れて、前を向く姿を見ていると、“逃げる”ことも悪くないと思えてきます。うん。別に逃げても良いと思います。
いかがでしたでしょうか。
まだ全部を見たわけではありませんが、僕の個人的な記録を兼ねてまとめてみました。映画から島の雰囲気を楽しんでみるのもオススメですよ!
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