「♪丸い緑の山手線　真ん中通るは中央線　新宿西口駅の前～」「♪ヤマーダまだまだ安いんだー　ヤマダの安さはハンパじゃないよ」

「♪あなたも　わたしも　ＣＧＣ　つくるひと　うるひと　たべるひと」　買い物をしていると、その店のテーマソングなんかが流れていて、ついつい口ずさんでしまうことありませんか。特に家電量販店やスーパーなんかは多いですね。僕はいちいち頭に刷り込まれてしまうタイプで、ちょっと重症だったりするのですが・・・。

　しかし、あれって共通しているのが、ポップでノリやすいところ。 買い物のあと、家に帰るといつの間にか口笛を吹いていたりするのだから、「どんだけ好きやねん！自分！」って言いたくなります。 

　最近では家電量販店のテーマソングばかりを集めたＣＤが発売されるなど、「実はみんなも知っている」なんて曲が注目を集めているのですが・・・、そんな中、個人的に注目しているのが、「地域密着型ドラッグストアのテーマソング」。　ちょっとした薬品を気軽に買いに行けるのはもちろん、トイレタリー商品から食品まで。スーパーより少し安かったり、ポイントカードが何気にお得だったり、意外とウレシイ存在のドラッグストアチェーンですが、実は地域密着型が多く、マツモトキヨシのような全国展開型はそう多くありません。しかしその分、地域密着型ドラッグストアの存在感は大きく、各地域、おなじみのドラッグストアが身近な存在として親しまれているのです。

　そんな地域密着型ドラッグストアも、店舗に入ってみるとその地域ではおなじみとなった（？）オリジナルテーマソングが流れていたりします（もちろん全てのチェーンではありませんが）。そしてこれがなかなか馬鹿にできない。いやいや、意外とクオリティが高いのです。筆者は昔の仕事がら、色々なドラッグストアを訪れる機会があったのですが、そこでかかっている歌はおそらく、家電量販店やスーパーとは段違いの気合の入れようであることが伺えます。ポイントは４つ

１．「歌詞にお客様へのメッセージが込められている」ものが多い。２．替え歌など使用せず、完全オリジナルで作成。

３．家電量販店やスーパーのテーマソングと違い、メロ部とサビ部を明確にして構成されている。 ４．「有名アーティストに歌わせるとオリコンチャートにランクインするんじゃね？」とすら思える。  

　中でも注目したいのは１．「歌詞にお客様へのメッセージが込められている」点です。なぜなんでしょう。本当に生半可じゃないんです。ちょっと歌詞の熱量が違います。以下に見ていきましょう・・・。

例えば、埼玉県を中心に100店舗以上展開している「セキ薬品」。埼玉県民以外にはあまり馴染みがないかも知れませんが、地域密着型ドラッグストアチェーンなんて案外そんなものです。

アツい！！「命の幸」って言葉初めて聞いたけど素敵すぎる！！男性ボーカルで歌われているこの曲ですが、若いアーティストが路上で歌っていても違和感がないレベルです。最後の「チューリップマークのセキ薬品」の部分を除いてしまえば、普通にどこかでありそうな曲と言っても過言ではないかも・・・。まぁお店からすれば、最後の一節が一番のキモなんですが。（笑） 

続いて、静岡県を中心に神奈川、東京まで進出しているのが高田薬局「ウィンダーランド」。ライオンのキャラクターでおなじみですね。

「あなたのために幸せを贈る」ときました！！幸せをください！！出だしでいきなり英詞が登場するあたり、なかなかやってくれます。歌詞の「いつだって」で曲調が盛り上がってからのサビ移行が個人的に好きです。（笑）

お次は、大阪府東部を中心に展開している「ドラッグストア アカカベ」。

女性のやさしい声が染み渡る歌です。この歌っている人でも十分良いのですが、せっかくなので大阪出身のaikoあたりに歌ってほしい気がします。・・・あ、個人的にですが。一人暮らしで熱を出してぶっ倒れていても、アカカベがそばにいてくれたら大丈夫な気分になりそうです・・・。（？） 

最後は九州から。福岡県内の住宅地をメインに、大分、佐賀、熊本の福岡に近い地域まで展開している「大賀薬局」。

もう何か嫌なことが起こって落ち込んでいる時に、これを親しい人に歌われたら泣いてしまうレベルです！！（笑）そうですよね、がむしゃら頑張る明日には、輝く未来が待っているはずですよ！うん、これは間違いなく「ハートフル」。たかが薬局、されど薬局。なんでこんなに素敵なんだ。 

上記の4つのほか、個人的に好きなドラッグストアテーマソングを以下に挙げてみました。いつかi tunesに取り入れてi phoneで聴いてやろうかとすら思います。（笑）

地域ドラッグストア名

曲名リンク

（関東）

「元気だしてよ」

「ウェルネスモーニング」

（東海）

「ハローウィンダー」