アシタバ。
漢字だと明日葉とも書きます。
近年では健康食品として認知度が上がっているので、知っている方も結構いるのではないでしょうか。
伊豆諸島や三浦半島などで古くから自生しているせり科の植物です。伊豆諸島ではどの島でも見かけるほど、非常にポピュラーな野菜で、
直売所やスーパーなどでは1束100円程度で売られています。言うまでもなく、伊豆諸島が属する東京都が国内一の生産を誇ります。
名前の由来はその生命力の強さ。
「今日摘んでも明日には新しい葉が生える」と言われています。だから明日葉(アシタバ)なんですね。
一般的にはやはり健康食品のイメージが強いのか、市販の青汁の中などには
アシタバが欠かせない存在となっていますが、産地の伊豆諸島では様々なシーンで見かけます。おひたしやてんぷら、炒め物、お吸い物の中、ケーキなどに練りこむなど用途は様々。
島の人々の生活に溶け込んだ食材となっています。また乾燥させた葉は、薬茶として販売されます。
中国でもその効能が評価され、日本原産のアシタバですが中国でも栽培されるようになったとか。
特にアシタバ特有の成分である「カルコン」の注目度が高く、
・胃酸の分泌を抑える作用や強い抗菌作用、・発ガンを促進させる物質を抑える作用、
・血圧を下げる作用、・血液をサラサラにして血行不良による老廃物の塊であるセルライトの排出・代謝を促進
・血液の粘着や凝固を抑えて血栓ができるのを抑える作用
・・・があります。文字に起こすだけで、その注目度の高さに納得できてしまいますね。
その他、カリウムやカロテン、ビタミン B 群などの成分も豊富で、
ほうれん草や、ケールと言った青汁ではおなじみの青菜と比較しても、その含有量は抜きんでていると言われています。
その分スーパーで見かけることは少ないのですが、
産地である伊豆諸島や房総半島、三浦半島、紀伊半島周辺、それらから交通の便が良い都市部のスーパーでも稀に並んでいるそうです!
滅多に見ることは無いかも知れませんが、注目の野菜です!
オススメは、
・おひたし、ごまあえ ・てんぷら
・ベーコンなどとバター炒め
伊豆諸島・大島「紀洋丸」の「刺身定食(ざこ定食)」。アシタバのごまあえ
伊豆諸島・神津島「よっちゃーれセンター2F」の「漬丼定食」。アシタバと野菜のかき揚げ、アシタバのお吸い物
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