甲子園大会が盛り上がりを見せる中、8月12日、静岡県では秋季大会が始まりました。
夏の甲子園予選(地方大会)に敗れると3年生は引退して新チームがスタートします。秋の大会は新チームになって数週間で始まる大会です。夏の大会を経験している選手もいますが、ほとんどの選手がここでレギュラーになります。緊張するでしょうね。まずは試合に慣れましょう...なんて悠長なことも言ってられないんです。
実はこの大会、勝ち進んで行くと来春のセンバツまでつながる大事な大事な大会なのです。
裾野球場第3試合は加藤学園対富士市立の強豪校対決
今日20日は東部大会3回戦です。裾野球場にやってきました。
加藤学園は今大会ここまで2戦。
初戦の小山戦では10-0、2回戦の御殿場南戦は1-0で勝っています。
ここまで14イニング1点も取られていない加藤学園。
この日の先発は背番号10番の土屋風丸くん。緩急つけたピッチングで立ち上がりから三振の山を築きました。5回終わって打たれたヒットはわずか3本。奪った三振は7。完璧なピッチングでした。
打線も5回まで7得点と好投する土屋くんを大きく援護しました。5回終了時点で7-0。強豪富士市立相手に加藤学園の7回コールド勝ちも見えてきたところでした。
20イニング目に初失点。1つのミスが流れを変える
6回裏の富士市立の攻撃は連打でノーアウト1,2塁のチャンスを作ります。続く4番打者をセカンドゴロに抑え1アウト2,3塁としました。ここは加藤学園としては1点は仕方ないとしてアウトカウントを増やすという場面です。注文どおり内野ゴロに打ち取りましたが、ファーストに悪送球。この1つのプレーで流れが変わりました。ストレートのフォアボール、ワイルドピッチ。ピッチャーを交代しても一度変わってしまった流れはなかなか取り戻すことができませんでした。そのあとも挟殺プレーの失敗もあり、この回一気に5点を失いました。
圧勝するかと思われたこの試合は最後の最後までもつれ、終わってみれば10-8という試合でした。
加藤学園 210 310 012 | 10
富士市立 000 005 111 | 8
点差は縮まり、点の取り合いになりましたが、危ないと感じたのは5点を取られた6回のみで7回以降は終始加藤学園のペースだったように思います。
しかし、今日の加藤学園は守備のミスに加え、走塁ミスも多く見られました。リードしているからこその油断でしょうか、雑な守備や走塁が目立ちました。7つの犠打は加藤学園らしく、評価できますが反省するとことは次戦に向けてしっかり反省しなくてはいけません。これから対戦するチームは強豪校ばかりです。ミスしたほうが負けると言っても過言ではないでしょう。
加藤学園の次戦は27日愛鷹球場第2試合。県大会出場がかかった準々決勝、桐陽高校と対戦します。
ベスト8揃う!
県大会に出場できるのは各地区8チームです。(甲子園出場の常葉菊川は推薦出場。西部地区は9チーム)
ここでベスト8が出揃いましたが、この8チームが県大会の切符を手にしたかというと、そうではありません。
秋の大会は唯一、敗者復活戦が用意されています。県大会出場が決まるベスト4(準決勝進出)まで、どこで敗れても敗者復活戦にまわることができます。つまり1度負けてしまったチームでも県大会出場のチャンスがあるということです。
勝ち上がった末に負けたチームと初戦で負けたチームと同じ条件にならないように1回戦で負けたチームは5回、2回戦で負けたチームは4回、3回戦で負けたチームは3回、そして準々決勝まで進出して、あと1つで県大会確定というところで負けたチームは1回勝てば県大会出場が確定する変則トーナメントになっています。(下図参照)この敗者復活戦で勝ち上がった4校が東部地区の5位として県大会に進出します。
そのため、各地区から8校出場できる県大会は地区ベスト8に残っても県大会出場が確定とはならないのです。
東部地区準々決勝組み合わせ
■高校野球
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