村木くんの300日ぶりの先発で湧いたこの試合。再三にわたる味方のミスにも終始笑顔だった村木くん。浜松商から16個の三振を奪いましたが、1点差で涙を飲みました。最後の夏にかける思いは大きかったと思います。
この日の静高はタイムリーエラーを含む4つの内野エラーとワイルドピッチによる失点。逆転された4回と6回はいずれもエラーが絡んだものでした。大事な3塁ランナーをキャッチャーからの牽制で刺されるという場面もありました。
これだけミスをしては勝てません。
静高がここまでミスをした試合を見たことがなかったので、正直びっくりしましたが、これも野球です。
高校野球は時に考えられないようなことが起こります。
この試合は野球の怖さを改めて感じました。
最後に...
2年半、選手たちはこの日のために死にものぐるいで練習します。ところが練習してきたことが試合で出し切れるとは限らないのです。出し切れないことがほとんどでしょう。
でもやってきたことは無駄ではありません。この2年半はこれからの人生の大きな財産になるでしょう。いまはわからないかもしれませんが、勝ったから、負けたからというのは高校野球にとってあまり関係ないものなのです。
■高校野球
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