今日3日、草薙球場と清水庵原球場では準々決勝が行われました。草薙球場の第1試合は静岡高校と三島南の試合が行われました。この2校は昨年夏の準々決勝で顔を合わせています。そのときは静高の打線が大爆発。内山くん(現・明大)の満塁、2ランと2本のホームラン、そしてキャプテン安本くん(現・法大)のホームランが飛び出し試合は20-3で静高が圧勝しました。今日は勢いある三島南が王者静高に対してどんな試合をするのか楽しみにしていました。
中学時代から注目されていた竹内くん
静高の先発ピッチャーは竹内奎人(けいと)くん。戦列を離れている村木くんに代わって静高のマウンドを任されています。竹内くんは中学時代は伊東リトルシニアに所属。侍ジャパンU-15代表にも選出された逸材です。
わたしが初めて竹内くんを見たのは昨年の秋です。日大三島との練習試合で竹内くんは7回8回9回の3イニングを投げました。ストレートにも力強さを感じましたが、それ以上に縦のスライダーのキレに驚きました。この日は4者連続を含む7奪三振、打たれたヒットはわずか1本でした。そして今日、三島南戦。立ち上がりは変化球の制球に少し苦しんでいるようでしたが、回を追うごとによくなり終わってみれば17奪三振。まさに奪三振ショーでした。
1イニング4奪三振の珍しい記録
竹内くんは17個の三振を三島南から奪いましたが、7回に珍事件が起こりました。なんと1イニングで4つの三振を奪いました。振り逃げがあったためにこのような珍しいことが起こりました。そもそも1イニングのアウトをすべて三振に取ることも大変なことです。その中の1つが振り逃げにならないとこの記録は成立しません。振り逃げは野球のプレーでも珍しいものです。さらにはもう1つのアウトも三振に取るわけですから、この記録がいかに珍しいものかわかると思います。
ちなみにプロ野球では2010年5月8日に楽天の木谷寿巳投手がイースタンリーグで1イニング5奪三振を記録しています。
ちょっと驚きですね。。
安定した強さはやはりNo.1か!?
今日の静高を見ていて高校野球ファンはどう思ったでしょうか。『今年の静高は大したことないな』『つけ入る隙がある』そう思った人もいるかもしれません。わたしの感想は、『やっぱり静高は強いな』です。
少ないチャンスをしっかりものにする勝負強さ、鍛え抜かれた鉄壁の守備陣、竹内くんの安定感、選手層の厚さや栗林監督の采配、そして何よりもキャプテン将平くんのずば抜けた野球センスと存在感です。出塁すれば確実に盗塁を決めますから2塁打と同じです。将平くんを刺せるキャッチャーはなかなかいないでしょうね。
やはり静高は静岡県では頭1つ抜けた存在かなとわたしは思います。。
もちろん一発勝負の高校野球ですから、何が起こるかわからないのは言うまでもありませんが。。。
明日5/4は準決勝
[準決勝] ~草薙球場
第1試合(10:00)静岡高校 × 常葉橘
第2試合(12:30)日大三島 × 東海大静岡翔洋
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