2016年3月31日 今日の東電プレスリリース

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3月30日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年3月31日

◆H4エリア

◎日報に新規事項の記載なし

 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)|東京電力 平成28年3月31日
www.tepco.co.jp  

◆H6エリア

◎日報に新規事項の記載なし

 福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)|東京電力 平成28年3月31日
www.tepco.co.jp  

1~4号機タービン建屋東側

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年3月31日

 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年3月31日
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地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年3月31日

 地下貯水槽 分析結果(2016年3月30日分)
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 地下貯水槽観測孔 分析結果(2016年3月30日分)
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 地下水バイパス(調査孔)、海側観測孔 分析結果(2016年3月30日分)
www.tepco.co.jp  
 地下水バイパス(調査孔)、海側観測孔 分析結果(2016年3月29日分)
www.tepco.co.jp  

1~3号機放水路

◎日報に新規事項の記載なし

K排水路

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年3月31日

 福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果|東京電力 平成28年3月31日
www.tepco.co.jp  

K排水路に関する監視強化を終了。東京電力が「降雨の影響」と呼ぶ数値上昇は看過していいのか?

※これまでの分析結果において、有意な変動が確認されていないこと(降雨の影響による数値の上昇を除く)、およびK排水路の流路変更に伴い、当該排水路から直接港湾外に排水されることがなくなったことから、本事象に対する監視強化については、3月31日の採取分を以て終了し、今後、定例分析による監視を行っていく。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年3月31日

【重要】「降雨の影響による数値の上昇を除く」と明記しているくらいだから、数値が上昇しうることは東京電力も認めている。問題の本質は汚染度の高い水が海洋に流れ出ることをいかに防ぐかであって、降雨による汚染水の流出は無視していいというものではない。しかも、完成した新・K排水路からの水は外洋とつながった港湾内に流されている。港湾の汚染物質を将来的にどうするのか、汚染を港湾内だけに閉じ込めることができるのか、汚染をコントロールすることが本当にできると示してもらった上でなければ納得することはできない。

汚染水対策の三原則は「汚染源を取り除く」「汚染源に水を近づけない」「汚染水を漏らさない」ことだという。これは一般論ではない。東京電力、そして経済産業省が掲げている原則である。監視強化の終了は明らかにこの原則を踏みにじるものだと言える。

関連データ(東京電力以外のサイト)

 過去の気象データ検索[浪江]2016年3月(日ごとの値)主な要素 | 気象庁
www.data.jma.go.jp  

【福島第一原発から約10kmに位置する気象庁のアメダス「浪江」の気象データ】

3月31日の降水量合計は0.0mm 気温は最高 18.8℃、最低 2.1℃ 日照時間 11.5
 最大風速 5.8 北西 最大瞬間風速 10.6 北西 最多風向:西南西
3月30日の降水量合計は0.0mm 気温は最高 18.1℃、最低 5.2℃ 日照時間 9.6
 最大風速 4.7 南東 最大瞬間風速 9.6 西 最多風向:東
3月29日の降水量合計は0.0mm 気温は最高 13.3℃、最低 -0.2℃ 日照時間 10.5
 最大風速 3.9 東南東 最大瞬間風速 6.2 南東 最多風向:東南東

●最大風速とは10分間の風速の平均値である平均風速のうち、その日最大のもの。瞬間最大風速は、文字通り瞬間ごとの風速の最大値。
●●10分間の平均風速が10メートルを超える場合には、クレーン作業など屋内作業を停止しなければならない場合がある。

【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
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