3月30日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。
◆H4エリア
◎日報に新規事項の記載なし
◆H6エリア
◎日報に新規事項の記載なし
1~4号機タービン建屋東側
<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
1~3号機放水路
◎日報に新規事項の記載なし
K排水路
<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
K排水路に関する監視強化を終了。東京電力が「降雨の影響」と呼ぶ数値上昇は看過していいのか?
※これまでの分析結果において、有意な変動が確認されていないこと(降雨の影響による数値の上昇を除く)、およびK排水路の流路変更に伴い、当該排水路から直接港湾外に排水されることがなくなったことから、本事象に対する監視強化については、3月31日の採取分を以て終了し、今後、定例分析による監視を行っていく。
【重要】「降雨の影響による数値の上昇を除く」と明記しているくらいだから、数値が上昇しうることは東京電力も認めている。問題の本質は汚染度の高い水が海洋に流れ出ることをいかに防ぐかであって、降雨による汚染水の流出は無視していいというものではない。しかも、完成した新・K排水路からの水は外洋とつながった港湾内に流されている。港湾の汚染物質を将来的にどうするのか、汚染を港湾内だけに閉じ込めることができるのか、汚染をコントロールすることが本当にできると示してもらった上でなければ納得することはできない。
汚染水対策の三原則は「汚染源を取り除く」「汚染源に水を近づけない」「汚染水を漏らさない」ことだという。これは一般論ではない。東京電力、そして経済産業省が掲げている原則である。監視強化の終了は明らかにこの原則を踏みにじるものだと言える。
関連データ(東京電力以外のサイト)
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