今年は東北への旅行を介して、我が家の防災意識を高めるために被災した現地でどのような防災への取り組みが行われているかを自分たちの目で実際に確かめることを目的として出発しました。
一日目
一日目はまず自宅からタクシーで駅に向かいました。久しぶりの旅行で家族みんな浮足立っていましたが、予定通りに新幹線に乗りお昼過ぎに仙台駅に到着することができました。
仙台駅近辺で昼食をとり、今回の旅行の大きな目的である千年希望の丘のある岩沼市へ向かいます。
この日は岩沼市にあるホテルモンタナリゾートに宿泊しました。
ホテルの窓からは外が見えましたがすでに雪が降っており、子供は大興奮でした。
二日目
一日目の宿泊先のプランが復興応援プランで閖上港の朝市でのお買い物券がついているプランでしたので、朝一番で閖上港の朝市へ行きました。
朝早い時間にもかかわらず駐車場には車がいっぱいで、閖上港の朝市は活気にあふれていました。
朝市では魚介類を購入してその場で炉端焼きができるようになっていました。
自分たちもさっそく牡蠣等を購入し炉端焼きに挑戦しました!!
閖上港を後にし、千年希望の丘に向かいます。道中の景色はまだ震災の影響が残っているためか、通行止めや工事中になっている部分が数多く見られました。
千年希望の丘に到着すると、千年希望の丘プロジェクトの工程が記された工程図等が立ててありました。
復興と防災のシンボルである千年希望の丘に込められた願いや希望が伝わってきます。
丘に登る階段の手前には津波の浸水状況をARで確認できるアプリの紹介がされている立て札がおいてありました。
さっそくアプリをダウンロードし階段にかざすと、階段の中腹まで浸水している様子がわかりました。かなり小高い丘でしたがこんな高いところまで浸水しているのかと思うとより恐ろしさが伝わりました。
またこのアプリでは災害への備えに必要な情報や、災害時のお役立ちレシピなどが参照できました。
丘の頂上には記念碑が建てられていました。
この場所に津波が押し寄せた際、高さ約10mの丘があり、そこに避難した方々は津波の被害を免れたそうです。
この千年希望の丘はその経験を元に震災によって生じた瓦礫等から作られており、災害の被害を次の防災に変えているとても意味のある場所だと感じました。
千年希望の丘を出た後は松島に向かう予定でしたが、近くにある仙台空港に立ち寄ることにしました。この場所も被災時には全体が浸水しひどい被害にあってしまった場所ですが、今はその影響を全く感じることなく、子供も初めて間近で見る生の飛行機に感動していました。
その後、松島へ行き念願の牡蠣小屋での昼食をとりました!!
牡蠣小屋は非常に混雑していましたが、ギリギリで順番をとることができました。
ずっと行きたいと思っていましたが、今回は時期もちょうどよくぜひ行きたいと家族みんなで言っていたのでみんなで大喜びしながら食事をとりました。
この日はブリーズベイシーサイドリゾート松島に宿泊しました。窓から見える松島の景色はやはりすばらしく、改めて感動しました。
三日目
三日目はしばらく徒歩で松島を散策したのち、きぼうのかね商店街を訪問するため女川に移動しました。
一年半ぶりに訪れたきぼうのかね商店街は移転している店が多く、女川駅前プロムナード『シーパルピア女川』に移転している店舗が多数あることを初めて知りました。
また、楽しみにしていた女川温泉ゆぽっぽにも行ってきました。ゆぽっぽのある女川駅はライトアップされていてとても綺麗でした。
四日目
4日目はこの旅行のもう一つの大きな目的である南三陸ポータルセンターへ向かう予定でしたが、その前に去年も訪れた大川小学校に再度訪問させていただきました。
この場所だけはまるで時間が止まったような雰囲気で、その当時の記憶をそのまま残している場所だなと実感しました。
川をさかのぼる津波の恐ろしさは想像を超えるものなのだと改めて感じます。
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