同日発表された速報を紙芝居的に引用する。
滞留水の採取と並行して、20日と同様にパンチルトカメラで格納容器内部を撮影し、今回調査装置を挿入したX-53ペネの下にある別の貫通孔X-6ペネ(滞留水に浸かっている)の状況、1階グレーチング、原子炉本体下部のペデスタルへのアクセスルートとして期待されるCRD(制御棒駆動機構)の状況探査が行われた。
水中の構造物、電線管や支持構造物、X-6ペネ、CRDレールに損傷が見られなかったとするほか、見たまんまだが、堆積物が確認されたと指摘している。問題はそれが何かということになる。
調査結果の速報版でのまとめは以下のとおり。
また、今後のスケジュールは以下のとおり。
採取した滞留水の分析結果が出ていないので、カメラによる目視確認の報告にしかなっていない。分析結果の発表が待たれる。
また、格納容器内に「常設監視計器」の設置がスケジューリングされたことが分かる。
10月22日調査の動画ページ
X-53ペネから格納容器内に挿入されるカメラ映像。澱(おり)のようなものがクラゲのように漂う水中の様子はまるで腐海の森にも見える。生身の人間の進入を拒む点も腐海の森と同様だ。
※ 滞留水の分析結果など、調査についての本報告が出た段階で、改めて紹介します。
最終更新: