2015年10月15日 今日の東電プレスリリース

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10月15日(木曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。

「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)
「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)
 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日
www.tepco.co.jp  
【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
potaru.com

※ 情報を追加して更新します

1~6号機

日報に新規事項の記載なし

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・1号機ディーゼル発電機(B)室の滞留水を1号機タービン建屋地下へ断続的に移送実施中

◆2号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、2号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・2号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆3号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、3号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・FSTR建屋から3号機廃棄物処理建屋の滞留水移送については断続的に実施中
・3号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆4号機
・原子炉内に燃料なし
・2014年12月22日、使用済燃料プールに保管されていた全ての燃料の移動作業が終了。

◆5号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール・水処理設備および貯蔵設備

日報に新規事項の記載なし

◆共用プール
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中
・共用プール低電導度廃液受タンク水について、同タンクから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ適宜移送を実施。

◆水処理設備および貯蔵設備の状況
・セシウム吸着装置運転中
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置 水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)停止中
・増設多核種除去設備ホット試験中
・高性能多核種除去設備ホット試験中
・モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・RO濃縮水処理設備運転中

サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクAから海洋排水を開始

※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクAの当社および第三者機関による分析結果[採取日10月5日]については同等の値であり、運用目標値を満足していたことから、(既出)

10月15日午前10時7分より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、午前10時24分に漏えい等の異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクBからの排水準備が進む

※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクBの当社および第三者機関による分析結果[採取日10月6日]については同等の値であり、運用目標値を満足していることを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

 福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果|東京電力 平成27年10月15日
www.tepco.co.jp  

サブドレン・地下水ドレン 集水タンク(井戸から汲み上げた処理前の水)の分析結果(10月3日採取分)

 福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果|東京電力 平成27年10月15日(2ページ目)
www.tepco.co.jp  
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果|東京電力 平成27年10月15日(2ページ目)
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果|東京電力 平成27年10月15日(2ページ目)

セシウム-134:16Bq/L、セシウム-137:87Bq/L。それぞれ、海洋排水にあたっての運用目標は、1リットルあたり1ベクレル。トリチウムは上昇気味で330Bq/L。トリチウムの運用目標は1リットルあたり1500ベクレル。
警戒が必要な全ベータは10月3日採取分でもデータ発表されていない。

地下水バイパス 通算85回目の海洋排水を終了。排出量は2,109トン

※地下水バイパス一時貯留タンクグループ1の当社および第三者機関による分析結果[採取日10月1日]については同等の値であり、ともに運用目標値を満足していることを確認したことから、10月14日午前10時より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、午前10時5分に漏えい等の異常がないことを確認。(既出)

その後、午後6時28分に排水を停止。排水停止状態に異常がないことを確認。排水量は2,109m3。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

10月14日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

◆H4エリア

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)|東京電力 平成27年10月15日
www.tepco.co.jp  

H4エリア周辺地下水【E-1】全ベータ濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12 10/13
E-1 29,000 ※ 23,000 19,000 16,000 17,000 17,000
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0 0.0

※:悪天候により採取中止

◆H6エリア

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

 福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)|東京電力 平成27年10月15日
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H6エリア周辺地下水【G-1】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12 10/13
G-1 950 ※ 1,900 1,300 1,400 1,500 1,200
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0 0.0

H6エリア周辺地下水【G-2】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12 10/13
G-2 600 ※ 790 620 740 590 600
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0 0.0

1~4号機タービン建屋東側

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月15日

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