昨日の興奮冷めやらぬ中、今日は裾野球場です^^
加藤学園vs伊東商業。加藤学園は私が注目している学校の1つです。
加藤学園率いる米山学監督は大学時代に日米大学野球選手権の日本代表にも選出されています。このときの代表選手を見渡すと読売ジャイアンツの阿部慎之助やシカゴ・カブスの和田毅らがいたのですからすごいですね^^
米山監督は1試合4犠打という大学記録も持っています。犠打の大切さ、重要さを一番知っています。加藤学園のスモールベースボールは、この監督だからこそのものなんですね。かなり徹底しています。
少しだけ心配の立ち上がりも上々のスタート
エースの芳野くんは球速は130キロくらい。精密機械のようなコントロールで制球力で勝負するタイプ。春の大会は敗退した東部大会の準々決勝と県大会初戦の東海大翔洋戦はいずれも初回に失点しているので今日も立ち上がりに注目していました。
そんな心配をよそに芳野くんは伊東商業打線相手にアウトの山を築き上げます。3回のツーアウト、9人目の打者まで4つの三振を奪うパーフェクトピッチング。その後も最後まで丁寧なピッチングで9回3安打完封。相手に2塁ベースを1度も踏ませませんでした。
打線も上向き。春よりも積極さが出た
春から大幅に打順を変えてきた加藤学園。今日のヒットは12本。豪快な長打はこのチームにはありませんがコツコツと単打を重ねました。犠打も2つ、エンドランも決まって得点をあげました。初回2回と得点したあと3回から6回まで0が続き、このまま終わったらなんか嫌だなと思っていました。7回1アウトからヒットで出たランナーをバントで送り3連打。このあたりは『らしさ』がしっかり出たところでした^^
今日の試合は1つだけ気になった場面がありました。
4回の攻撃。1アウトから8番打者がライト線に2塁打を打ち、バッターはラストバッターという場面。
私としては、ここはカトガク野球でバントでランナーを送ってもおもしろかったかなって思います。
結局、初球を打ってレフトファールフライに倒れました。2アウトランナー2塁になり続くバッターのところでワイルドピッチがありました。3塁にランナーがいたら1点追加できました。あくまで結果論になってしまいますが。。。
私が本当に気になったのはそのあと、、このワイルドピッチで2塁ランナーは一気にホームを狙いますがアウトになりました。たしかに足の速いランナーでしたが、ファールグラウンドの狭い裾野球場では少し無理がありました。『積極さ』と『暴走』の境目みたいなのは難しいのですが、次の打者が前の打席でタイムリーヒットを打っていただけにもったいなかったですね。この場合、ランナーコーチがしっかり止めなくてはいけません。この先、勝ち進んでいくためにはこういうところがとても大事なってきます。
伊東商 000 000 000 | 0
加藤学園 210 000 20X | 5
次の相手は今日、浜松湖東相手に21-1で大勝した天竜高校。たった4回の攻撃で21点取った攻撃力は内容はわかりませんが脅威です。確実に勢いはありますね。天竜は昨年に天竜林業と春野、二俣の3校が統合したチーム。浜松湖北といい、こういうチームは一気に選手層が厚くなるので侮れません。
加藤学園は今日のような試合ができれば、この先も楽しみな存在です。
次は19日。自分たちの野球で3回戦進出を狙います。
■高校野球
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最終更新:
bbkozo
僕はワイルドピッチのシーンについて違った見方をしています。
セカンドランナー雨宮くん(2年)は静岡の高校野球雑誌に取り上げられる注目選手。走攻守三拍子揃った野球センス抜群の選手です。ショートとしては静岡県内ナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。僕は彼のファンで少し追っかけ気味です(笑)
さてあのシーン。狭い裾野球場だから、というのはわからなくもないのですが、だからこそ相手にも油断が生まれるわけで、そこをつこうとした雨宮くんの判断は決して間違っていないと思います(テイクワンと決めつけがち。実際、相手キャッチャーのボールの追い方は甘かった)。
静高やその他の強豪校を破ろうと思えば、こういった相手の一瞬のスキをつく野球ができなければ厳しいでしょう。そんなに打てるチームではなさそうですし、厳しい暑さの中、相手を上回る極限の集中力が必要だと思います。
bbkozo
あと、ランナーコーチですがあくまでも補助役なので、あのシーンではボールとランナーが逆の位置になり、交互に確認しながらジャッジしなければならないコーチャーより、キャッチャー、ベースカバーのピッチャー、ボールの様子を一度に見られる雨宮くん本人が判断すべきでしょう。ファーストランナーが、左中間よりのヒットでサードを狙うか否かの判断と一緒です。
ただ一点、彼には問題がありました。実は最初から(第二リードからのスタート時)狙うという気持ちで走っていなかったのです。八割程度のスピードでサードベースへ向かい、ベース付近で更に減速、その直後です、いけるかも!と思い直した感じで再加速しました。この一連の緩みでは憤死も致し方ありません。裾野球場でツーランワイルドピッチはないだろうと誰もが思う中、決められる選手なだけに惜しいプレーでした。
doraemon
たしかに雨宮くんはいい選手ですね。私も昨年の夏、初めて雨宮くんを見たときはセンスある子だなぁと感心しました。昨年の夏の大会はとにかく打ちまくりました。(7打数5安打)1年生と聞いて驚いたのを覚えています。
あの場面の見解、なるほどです。雨宮くんのファンということもあり、かなり細かいところまで見ていらしゃったようですね^^
私は2塁打を打ったときの、最初から2塁を狙うという気持ちの入った走塁、そしてトップスピードに乗ったときの足の速さ、その完璧なまでの走塁が頭に残っていたので、まずどうしちゃったのかなって思ってしまいました。。
ワイルドピッチの瞬間は確かに私もテイクワンと決めつけていました。伊東商の捕手もホームに走ってくるランナーに驚いたと思います。それでも(本塁突入は)正解かどうかは難しいところだと思います。
bbkozoさんのおっしゃる通り、相手の一瞬のスキをつく野球は、この先加藤学園がさらに上を目指すには絶対に必要なのは間違いありません。
doraemon
ちなみに次回対戦の天竜高校。昨日21-1で勝ちました。打ったヒットは16本だそうです。(16本のうち単打が15本)。3人の投手の継投でした。天竜高校は春に県岐阜商との練習試合を行っています。スコアは0-22(9回)だったそうです。(高橋純平くんは3イニング投げて被安打2奪三振7)