所用あって熱海に行ってきた金曜日、駅から海の方へと下っていく道はいろいろな花の花盛り。
寒さが続いたおかげで桜の花もまだ残っていたけれど、歩道側の花壇のチューリップも色鮮やか。たしか去年もそうだった。でもそれだけじゃない。
熱海は坂の町。崖を切り開いたような道路も多い。その法面には間知石(けんちいし)が積まれている。現地の石材が使われた熱海の間知石は玄武岩、というかほとんど溶岩そのもの。火山から生まれた岩を四角錐に切り分けて、見事なほどに積み上げられている。コンクリートブロックでもないのに、隙間は、ほとんどない。
ぴったり引っ付いている岩と岩の間からは、それでも野の花々が咲き誇っている。
なんというか、人の手の技の素晴らしさと、可憐だけれどとても力強い自然の有り様。そんなものを感じさせてくれる熱海の石垣なのでした。
温泉熱海にいらしたら、道沿いの花壇や崖地の小さな花も見てあげて。よろしくね♪
最終更新: