地下水バイパス揚水井分析結果(3月9日採取)
地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果(2月5日採取)
地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(平成27年1月分)
加重平均サンプル分析結果は、排水した量に比例した割合での放射能を示す。
H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果
◆最新のパトロール
3月10日のパトロールにおいて、タンクからの漏えいの兆候を早期に発見する目的で70μm線量当量率の測定を行っているが、一部実施できない箇所を除き、新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されなかった。堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。また、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による常時監視(警報監視)においても異常がないことを確認。
◆H4エリア
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
E-1の全ベータ値
2月27日採取 14,000Bq/L ※前日までの動きとは桁違いに上昇
2月28日採取 4,100Bq/L ※一昨日のトレンドに戻る
3月1日採取 4,300Bq/L
3月2日採取 44,000Bq/L ※前日から10倍規模の上昇
3月3日採取 16,000Bq/L
3月4日採取 21,000Bq/L
3月5日採取 19,000Bq/L
3月6日採取 9,200Bq/L
3月7日採取 7,500Bq/L
3月8日採取 7,500Bq/L
3月9日採取 18,000Bq/L
◆H6エリア
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
G-2のトリチウム値
2月25日採取 200Bq/L
2月26日採取 170Bq/L
2月27日採取 1,200Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
2月28日採取 610Bq/L ※前日から約半減
3月1日採取 220Bq/L ※急上昇以前の状態に近づく
3月2日採取 2,000Bq/L ※地下水バイパスの運票目標値をはるかに上回る
3月3日採取 1,600Bq/L
3月4日採取 1,700Bq/L
3月5日採取 900Bq/L
3月6日採取 960Bq/L
3月7日採取 4,800Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
3月8日採取 480Bq/L ※前日の10分の1に
3月9日採取 3,600Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
1~4号機タービン建屋東側
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
1~4号機サブドレン観測井
新規事項なし
※「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていない。
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
1号機放水路 ~極めて高濃度の汚染を示す1号機放水路立坑の測定結果(3月9日採取分)
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
※トリチウムのデータが追記される
◆採取日(2月26日)→ (3月2日)→ (3月5日)→ 最新(3月9日)
<1号機放水路立坑水(上流側)>
セシウム134: 4,100 Bq/L → 5,900 Bq/L → 11,000 Bq/L → 18,000 Bq/L
セシウム137:14,000 Bq/L → 20,000 Bq/L → 38,000 Bq/L → 63,000 Bq/L
全ベータ: 19,000 Bq/L → 26,000 Bq/L → 49,000 Bq/L → 70,000 Bq/L
トリチウム: 510 Bq/L → 360 Bq/L → 360 Bq/L → 390 Bq/L
<1号機放水路立坑水(下流側)>
セシウム134: 390 Bq/L → 270 Bq/L → 380 Bq/L → 410 Bq/L
セシウム137:1,400 Bq/L → 1,100 Bq/L → 1,300 Bq/L → 1,500 Bq/L
全ベータ: 3,500 Bq/L → 3,100 Bq/L → 3,400 Bq/L → 3,300 Bq/L
トリチウム: 2,200 Bq/L → 1,900 Bq/L → 2,000 Bq/L → 1,700 Bq/L
とくに上流側では前回以上の大幅な増加
関連データ(東京電力以外のサイト)
以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成27年3月11日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太
最終更新: