知ってほしいこと。「クラスに必ず1人いる子のこと、知ってますか?~セクシュアル・マイノリティの子どもたちを傷つける教科書の訂正を求めます~」

iRyota25

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「LGBT」って何だかご存知ですか。新しく発売されたサンドイッチの名称じゃありませんよ。LGBTはセクシュアル・マイノリティを包括的に意味する言葉。といってもピンとこない人もいるかな。Lはレズ。Gはゲイ。Bはバイセクシャルのこと。ではTは?

セクシュアル・マイノリティ当事者は人口の3〜5%いることがわかっています。学校で言えば、1クラスに最低1人は当事者がいることになります。どんな地域に住んでいても変わりはありません。

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たとえば40人の集団のうちで、39人の人が何も疑問を持つことなく「ふつうだ」と考えることが、40人中の1人をつねに傷つけ続けているのだとしたら、あなたはそれをどう思いますか。少数の人が我慢すべきだと思いますか。

差別のさまざまな構造と同じく、無意識のうちに築かれた垣根ゆえに傷つき続けている人たちがいます。しかも、外見上から「違い」が見えにくいだけに、この差別は、より根深く、人々の生存に関する基本的な生き方をも破壊する場合が少なくないそうです。セクシュアル・マイノリティの自殺率は、そうでない人をはるかに上回り続けていると言われています。

そして、日本の教育行政は、クラスに1人いるマイノリティな人たちを完全に無視するような内容の教科書をこども達に押し付け続けてきたのです。

思春期を迎えると「異性に対して恋愛感情を持つようになる」といった種類の保健体育の教科書の記述が、クラスに1人いる人たちを苦しめ、苛めてきた。そのことが持っている意味はあまりに重篤です。社会的な経験に乏しい人たちが、教科書の記述によってスポイルされてしまうのです。

change.orgを通じて提示された、このテーマの意味はとても深いものです。

自分はそうでないから、という自身に対する言い訳は通用しないと思います。

「クラスに必ず1人いる子のこと、知ってますか?〜セクシュアル・マイノリティの子どもたちを傷つける教科書の訂正を求めます」

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この提言を元に、考えてみていただきたいのです。人間の平等ということの意味を。

私たちが、基本的に分かり合える存在であるはずだということを。マイノリティという言葉そのものが、人間の思考形態が生み出したものであるということを。

マイノリティを少数者として切り捨てるのは、民主主義ではありません。

そもそも人間を数として評価することそのこと自体、便宜主義でしかないのです。

本当に、大切な未来を次の世代に受け渡していくこと。そのことを真剣に考えるのならば、セクシュアル・マイノリティの話は、スポイルするようなことではなく、正面から話し合い、理解を深めていくべきことなのだと思います。

虹の多彩な色どりと明るさをもって。

ぜひ、一度考えてみてください。もしも自分が「マイノリティ」なんて言葉で括られてしまうような状況にあったとしたら…、ということを。

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 セクシュアル・マイノリティ/LGBT基礎知識編 / 遠藤まめた / 「やっぱ愛ダホ!idaho-net」代表 | SYNODOS -シノドス-
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 セクシュアルマイノリティと自殺リスク / 日高庸晴×荻上チキ | SYNODOS -シノドス- | ページ 3
synodos.jp  

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