わたし、誤字で帰ります(5)

monomoney

公開:

3 なるほど
1,715 VIEW
0 コメント

ネットで見つけた気になる誤字脱字の第5弾をお届けします。

最初はウイスキー好きの筆者の目に留まったネタ。お酒に興味のない方はあっさり読み飛ばしてください。

トゥース!

日本のウイスキーが海外で格の高い賞を獲るなどして世界的に人気が高まっていることは以前にもご紹介しました。

国産の名ウイスキーが手に入らない! by monomoney
 国産の名ウイスキーが手に入らない! by monomoney
potaru.com

その後、酒屋さんで「山崎12年」が定価で売っているのを見つけた筆者は即購入しました(値上がりを期待したのではなく…いやちょっとはしてますが…単純な話「たしか飲んだことがないから、買えなくなる前に買っておこう」です)。さらに月日の過ぎた2019年12月の記事がこちら。

ジャパニーズウイスキー人気は恐ろしいまでにヒートアップしている、というか完全に投資対象になってますねこれは。

さて、記事の後半に

「サントリーシングルモルトウイスキー山崎シェリーカス 2013 700ml」

という記述があります。きょう最初の誤字脱字はそのあとにある「シェリーカス」です。正しくは「シェリーカスク」で、「シェリー酒の樽」のことです。

シェリー酒は白ワインにアルコールを加えて強化した、独特の風味を持つお酒のこと。このシェリー酒を作る時に使われた樽、つまりわざわざ使用済みの樽にモルトウイスキーを詰めて熟成することで、独特の風味が加わることを期待するのです。他にバーボンを作った樽を使うこともありますし、もちろん木の素材そのものにもこだわります。

ついでに「シングルモルトウイスキー」というのは「大麦麦芽のみを原料として、単一の蒸留所で作られた原酒だけを使ったウイスキー」ということです。「山崎」というのはサントリーの蒸留所のひとつ(大阪府三島郡)です。

そんなこだわりの詰まったウイスキーが、1文字足らないばっかりにまるで「シェリー酒のカス」です。84万円もするのに。

話が長くなりました。次からはトントン行きましょう。

ドライなシェリー
ドライなシェリー

光の国から僕らのために

次はユニークな事務用品の話題です。

書類やメモにユニークな一言を添えることで読んだ人の心がやわらぐという事務ハンコ。まあ、このハンコを使えるような職場はもともと雰囲気がいいのかも知れませんね。ただ惜しいことにいちばん上のハンコ

「光の早さで確認お願いします」

は、正しくは「光の速さ」ですよね。入稿前のチェックも「光のはやさ」で依頼されたのかな。

必殺技

後半ふたつは恒例となりつつある「誤字じゃないけど気になる記事」です。最初はこちら。

この記事でなにより心惹かれるのは「投げ飛ばす」という豪快な動詞です(夫婦のことは夫婦にしかわからないとはいえ、奥さんはお気の毒です)。

筆者のイメージでは「警察官といえば柔道」です。さらに昭和の人間にとって柔道といえば「柔道一直線」に代表される古いスポ根ドラマ。そこで「投げ飛ばされる」という言葉が意味するのは「大きく宙を舞って道場の壁に叩きつけられる」姿です。ヘタしたら壁を突き破って外まで行きます。

相手の襟や袖ではなく、肩をつかんで壁まで投げ飛ばす大技はなんていう名前なんでしょうね(壁まで飛んでないって)。

めぐる季節の中で

最後にご紹介する記事はこちらです。

週刊SPA!によるアンケート「東京五輪で金メダルを取りそうな男」。なんで男性だけなのか、なぜ「男」呼ばわりなのか(女性版だったら「金メダルを取りそうな女」になる。科捜研。)も気になりますが、もっと気になるのは次のページです。

夏のオリンピックなのに羽生結弦選手が20票も集めていること。そしてそのことに対してSPA!が何もツッコんでいないことが気になってしょうがないのです。

いや、でもなあ…わたしたちの「ゆづ」だもの、うっかり獲っちゃうかもなあ夏の金メダル。イチかバチか期待してみましょう。

最終更新:

コメント(0

あなたもコメントしてみませんか?

すでにアカウントをお持ちの方はログイン