2016年2月3日 今日の東電プレスリリース

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地下水バイパス 通算101回目の海洋排水を終了。排出量は1,248トン

※地下水バイパス一時貯留タンクグループ3の分析結果[採取日 1月21日]については、運用目標値を満足していることを確認。2月2日午前10時15分より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、同日午前10時37分に漏えい等の異常がないことを確認。(既出)

その後、午後3時18分に排水を停止。排水停止状態に異常がないことを確認。排水量は1,248m3。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年2月3日

地下水バイパス 揚水井の分析結果(2月1日サンプル採取)

 福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(1月11日サンプル採取)|東京電力 平成28年2月3日
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地下水バイパス 一時貯留タンク に対するトリチウム濃度評価結果。揚水井No.10の採取がなくても、No.9,11,12の上昇で海洋排水される地下水のトリチウム濃度は高いレベルのまま

 地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について|東京電力 平成28年2月3日
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 地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)|東京電力 平成28年2月3日
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地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)|東京電力 平成28年2月3日
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)|東京電力 平成28年2月3日

【注目点】一時貯留タンクは海洋排水する水を貯えておくタンク。汲み上げられた地下水はこのタンクから直接海へ排出される。発表された評価は、トリチウム濃度の今後の推移を想定したものに、それぞれの揚水井からの汲み上げの割合を乗じて行われた。

高い濃度が続いた揚水井No.10は40日あまり採取されなかったが、揚水井No.9,11,12のトリチウム濃度がじりじりと上昇したことを受けて、海洋排出される地下水のトリチウム濃度は1リットル当たり200ベクレル超の評価となった。

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

2月2日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年2月3日

◆H4エリア

◎日報に新規事項の記載なし

 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)|東京電力 平成28年2月3日
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H4エリア周辺地下水【E-1】全ベータ濃度(単位:Bq/L)
採取日 1/25 1/26 1/27 1/28 1/29 1/30 1/31 2/1
E-1 7,100 11,000 8,700 8,700 8,700 ※ 9,200 10,000
浪江雨量(mm)0.0 0.0 0.0 0.0 12.0 7.0 0.0 0.0

※ 悪天候により採取中止

◆H6エリア

◎日報に新規事項の記載なし

 福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)|東京電力 平成28年2月3日
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H6エリア周辺地下水【G-1】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 1/25 1/26 1/27 1/28 1/29 1/30 1/31 2/1
G-1 150 160 150 190 170 ※ 130 150
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 12.0 7.0 0.0 0.0

H6エリア周辺地下水【G-2】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 1/25 1/26 1/27 1/28 1/29 1/30 1/31 2/1
G-2 240 290 220 300 270 ※ 420 2,600
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 12.0 7.0 0.0 0.0

H6エリア周辺地下水【G-3】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 1/25 1/26 1/27 1/28 1/29 1/30 1/31 2/1
G-3 730 870 850 770 760 ※ 710 730
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 12.0 7.0 0.0 0.0

※ 悪天候により採取中止

1~4号機タービン建屋東側 地下水観測孔No.1-17でセシウム-134、セシウム-137、コバルト-60が急増。過去最高値

<最新のサンプリング実績>
2月2日に採取した地下水観測孔No.1-17のセシウム134については、前回値(1月29日採取)が検出限界値(0.36Bq/L)未満に対して220Bq/L、セシウム137については、前回値(1月29日採取)が0.64Bq/Lに対して1,000Bq/Lに上昇していることを確認。

No.1-17以外の地下水観測孔のセシウム134、セシウム137を含むガンマ核種および全ベータ分析結果については、有意な変動は確認されていない。海水の分析結果についても、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

No.1-17については、本日、再度水を採取し分析を実施予定。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年2月3日

 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年2月3日
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福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年2月3日
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年2月3日

地下水観測孔No.1-17は、1,2号機タービン建屋の海側、常時地下水汲み上げを行っている2,3号機改修ウェルの近傍に位置する。

「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年2月3日・1月30日」より
「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成28年2月3日・1月30日」より

<過去最高値>地下水観測孔No.1-17
セシウム-134:220Bq/L(2016.02.02)
 これまでの最高値:49Bq/L(2015.06.11)

<過去最高値>地下水観測孔No.1-17
セシウム-137:1,000Bq/L(2016.02.02)
 これまでの最高値:190Bq/L(2015.06.11)

<過去最高値>地下水観測孔No.1-17
コバルト-60:1.1Bq/L(2016.02.02)
 これまでの最高値:0.61Bq/L(2013.11.25)

※ コバルト-60は代表的な人工放射性物質。原子炉内の配管や冷却水で生じるとされる→ページ末に「原子力資料情報室」へのリンク

地下貯水槽

◎日報に新規事項の記載なし

 地下貯水槽観測孔 分析結果(2016年2月2日分)
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1~3号機放水路

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年2月3日

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