1~4号機タービン建屋東側 地下水観測孔No.2-3のトリチウム、地下水観測孔No.2-8の全ベータ、港湾内のセシウム-137で過去最高値
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
<過去最高値>地下水観測孔No.2-3
トリチウム(H3):1,900Bq/L(2015.09.06)
これまでの最高値:1,800Bq/L(2015.02.15)
<過去最高値>地下水観測孔No.2-8
全ベータ:6,500Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:6,400Bq/L(2015.06.03)
<過去最高値>3,4号機ウェルポイント汲み上げ水
アンチモン-125:2.2Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:1.1Bq/L(2015.07.01)
※ アンチモン-125は原子炉内にしか存在しない核種とされる。東京電力は2014年12月3日に2号機山側のサブドレンNo.20で47Bq/Lが検出された際、フォールアウト(原子炉建屋の爆発時の死の灰)によるものと説明した経緯がある。(→ IWJ Independent Web Journal 当記事末尾にリンクで紹介)
<過去最高値>港湾内東側
セシウム-137:9.1Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:9.0Bq/L(2013.10.17)
<過去最高値>港湾内西側
セシウム-137:12Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:10Bq/L(2013.12.24)
<過去最高値>港湾内北側
セシウム-137:9.2Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:8.4Bq/L(2013.12.02)
<過去最高値>港湾内南側
セシウム-137:8.6Bq/L(2015.09.09)
これまでの最高値:8.5Bq/L(2015.09.07)
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
1~3号機放水路
新規事項なし
K排水路の状況 またも堰からの越流による海洋への漏洩が発生:「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果」10日付の発表も、報道関係各位一斉メールも、報道配布資料での発表も23時現在なし。情報公開の姿勢を疑われても仕方がない状況
※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、9月9日、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、午前0時28分から午前2時34分および午前3時58分から午前4時24分の間で雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。
<最新のサンプリング実績>
前日の分析結果と同様に降雨の影響により上昇した値が継続しているが、過去の変動範囲内に収まっている。引き続き、継続監視を行う。
※ 日報への記載のみで、「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果」10日付の発表も、報道関係各位一斉メールも、報道配布資料での発表も23時現在なし。情報公開の姿勢を疑われても仕方がない状況
関連データ(東京電力以外のサイト)
◇ 2014年12月3日に2号機山側サブドレンNo.20から採取した地下水にアンチモン-125が検出された件での東京電力の会見記事(IWJ Independent Web Journal)
最終更新: