2015年7月26日 今日の東電プレスリリース

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7月26日(日曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている現状を考えます。

「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)
「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)
 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日
www.tepco.co.jp  
【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
potaru.com

※ 情報を追加して更新します

1~6号機

新規事項なし

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
加えて、
・1号機ディーゼル発電機(B)室の滞留水を1号機タービン建屋地下へ断続的に移送実施中

※ タービン建屋地下滞留水の移送は停止中

◆2号機
1号機の冒頭4項目に加え、
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、2号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中

※ タービン建屋地下滞留水の移送は停止中

◆3号機
1号機の冒頭3項目に加え、
・使用済燃料プール循環冷却系停止中
(6月30日には、6月29日午後1時46分SFP代替冷却系を起動と報告されている。また本日7月21日には、ポンプ交換のために一時停止した後再起動とある)
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、3号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中

※ タービン建屋地下滞留水の移送は停止中

◆4号機
・原子炉内に燃料なし
・2014年12月22日、使用済燃料プールに保管されていた全ての燃料の移動作業が終了。

◆5号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール・水処理設備および貯蔵設備

新規事項なし

◆共用プール
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中
・共用プール低電導度廃液受タンク水について、同タンクから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ適宜移送を実施。

◆水処理設備および貯蔵設備の状況
・セシウム吸着装置停止中
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置 水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)停止中
・増設多核種除去設備ホット試験中
・高性能多核種除去設備ホット試験中
・モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・RO濃縮水処理設備停止中

地下水バイパス

新規事項なし

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

7月25日のパトロールにおいて、タンクからの漏えいの兆候を早期に発見する目的で70μm線量当量率の測定を行っているが、堰床部に溜まっている雨水の影響により、一部実施出来ない箇所を除き、新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されなかった。また堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。
なお、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による常時監視(警報監視)においても異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日

◆H4エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日

 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)|東京電力 平成27年7月26日
www.tepco.co.jp  

<H4エリア周辺地下水 E-1/E-9の全ベータ濃度>

採取日 7/16 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24
E-1 悪 36,000 31,000 27,000 23,000 23,000 14,000 15,000 9,900
E-9 ー 6,500 ー ー 14,000 ー 8,600 ー 6,400

※ 単位はBq/L。(ーはデータの発表なし)(悪は悪天候のためり採取中止)

◆H6エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日

 福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)|東京電力 平成27年7月26日
www.tepco.co.jp  

<H6エリア周辺地下水 G-1/G-2のトリチウム濃度>

採取日 7/16 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24
G-1 悪 150 290 280 240 600 240 1,600 500
G-2 悪 890 600 480 920 410 600 300 310

※ 単位はBq/L。(ーはデータの発表なし)(悪は悪天候のためり採取中止)

1~4号機タービン建屋東側

新規事項なし

 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成27年7月26日
www.tepco.co.jp  
「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成27年7月26日」より
「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力 平成27年7月26日」より

<過去最高値>1~4号機取水口内南側(遮水壁前・海水)
全ベータ:520Bq/L(2015年7月25日)
 これまでの最高値:490Bq/L(2015年6月1日)

地下貯水槽

新規事項なし

1~3号機放水路 濃度上昇は降雨の影響? 浪江の雨量は0.5mm

<最新のサンプリング実績>
7月24日採取分の1号機放水路立坑水分析結果について、上流側は全ベータ放射能およびセシウム濃度が前回値と比較して上昇しているが、過去の変動範囲内であり、降雨の影響と推定。
なお、1号機放水路下流側および2号機放水路立坑水の分析結果については、前回値と比較して有意な変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日

 福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果|東京電力 平成27年7月26日
www.tepco.co.jp  
「福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果|東京電力 平成27年7月26日」より
「福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果|東京電力 平成27年7月26日」より

K排水路の状況

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年7月26日

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