＜過去最高値＞地下水観測孔No.1-9
全ベータ：2,800 Bq/L（2015年5月14日採取）
これまでの最高値：2,100 Bq/L（2013年11月17日採取）※ ただし、「濁度高のため参考値（ろ過処理後に測定を実施。）」との注釈付き
1～4号機タービン建屋東側 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況（トレンド）
※ グラフの縦軸は対数目盛（1,2,3…ではなく、1,10,100,1000…の目盛）なので、高濃度での変化が小さく見えるので注意が必要。
地下貯水槽
＜最新のサンプリング実績＞
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
1号機放水路 ～極めて高濃度の汚染を示す1号機放水路立坑の測定結果（5月13日採取分）
【1号機放水路】
◆採取日 （5月6日）→（5月8日）→（5月11日）→最新（5月13日）
＜１号機放水路立坑水（上流側）＞
セシウム134： 13,000 Bq/L → 13,000 Bq/L → 11,000 Bq/L → 8,200 Bq/L
セシウム137： 48,000 Bq/L → 45,000 Bq/L → 41,000 Bq/L → 29,000 Bq/L
全ベータ： 57,000 Bq/L → 53,000 Bq/L → 49,000 Bq/L → 37,000 Bq/L
トリチウム： 370 Bq/L → 380 Bq/L → 320 Bq/L → 250 Bq/L
＜１号機放水路立坑水（下流側）＞
セシウム134： 930 Bq/L → 1,000 Bq/L → 990 Bq/L → 1,000 Bq/L
セシウム137：3,500 Bq/L → 3,800 Bq/L → 3,600 Bq/L → 3,600 Bq/L
全ベータ： 6,300 Bq/L → 5,400 Bq/L → 6,100 Bq/L → 6,400 Bq/L
トリチウム： 1,700 Bq/L → 1,500 Bq/L → 1,500 Bq/L → 1,500 Bq/L
2号機放水路で全ベータ・トリチウムが前回値と比較して大幅に高い濃度
1～3号機放水路については、1号機放水路上流側立坑において、セシウム137の濃度が上昇したことから定期的に水質調査を実施しているが、5月13日に採取した2号機放水路上流側立坑水の全ベータの値及びトリチウムの値が前回値と比較して大幅に高い濃度であることを確認した。
5月13日採取 前回値（4月6日）
全ベータ ：73,000Bq/L 1,100Bq/L
トリチウム： 2,300Bq/L 150Bq/L
上昇した原因については、今後調査を実施するが、採取した水に別の試料の放射性物質が混入した可能性があることから、再度、2号機放水路上流側立坑水を採取して分析を実施する。
なお、以下の理由により、本事象による外部への影響は無いものと考えている。
・当該放水路は土砂により閉塞していること、また、出口付近はゼオライト土嚢が設置されていることから直接外洋に流出しないこと。
・当該放水路出口は、海側遮水壁の内側であること。
・港湾内外の放射性物質濃度に有意な変動が確認されていないこと。
今後は、当該立坑の監視強化を行うとともに、上昇原因について調査を実施する。
【2号機放水路】
◆5月15日採取
セシウム134： 85 Bq/L
セシウム137：290 Bq/L
全ベータ： 63,000 Bq/L
トリチウム： 分析中
関連データ（東京電力以外のサイト）
以上、「福島第一原子力発電所の状況について（日報）」平成27年5月15日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
最終更新：