愛甲猛の甲子園が自分の甲子園の記憶の中でおそらく一番古い。愛甲という名前といい、投げ方、顔もカッコよく見えた。

その年、愛甲はドラフト1位でロッテオリオンズに入団した。
『なんだ、ロッテか…』子どもながらにこんな気持ちになったのを覚えている。

今回はそのロッテオリオンズ。

リー兄弟。お兄ちゃんはレロン・リー、弟はレオン・リー。

とっても名前が似ていてわかりづらいのでお兄ちゃんはリー、弟はレオンと呼ばれていた。この二人似ているのは名前だけではない！そう、顔も似ているのだ。

リーは来日1年目で打点、ホームランのタイトルを獲る。
しかもこの年の.317から退団する前の年まで10年連続で3割以上をマークする。
11年で1579安打、283本のホームランを打っている。

弟レオンもタイトルこそないものの3球団を渡り歩き10年間で1436安打、268本塁打、8回も3割を記録している。

---------------------------------------------------------------------------------------'77～'87 レロン・リー【'77 打点王 ホームラン王 '80 首位打者 最多安打】
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リーは通算打率.320はプロ野球記録だ。
この記録は30年近く破られていない偉大な記録だ。

弟レオンも.308で歴代10位の記録を持っている。


ちなみにリーがすごかったという話の中でなんなんだが、イチローはどうだったか、、、気になるので調べてみた

イチローの成績は9年間で3619打数1278安打、通算打率は.353。なんともすごすぎる記録だ。
通算打率は4000打数以上という条件があるので381打数足りない。
仮に足りない分の381打数をすべて凡退扱いした場合でも.3195（歴代2位相当）。いかにイチローがものすごいかがわかる。

リーにケチをつけているわけではなく、イチローがすごすぎるのだ。
もちろん記録保持者はリーであって、リーがすごいのは言うまでもない。

他にもメジャーリーグの首位打者、フリオ・フランコも1995年と1998年の2年間在籍し、それなりの成績を残したが印象に残っているのはバッターボックスでの独特の構えくらいか。

マイク・ディアズも忘れられない1人だ。
来日して2年連続で3割30本100打点を記録した。

シルベスター・スタローンに似ていてランボーと呼ばれていた。
もともとキャッチャーで日本でもマスクをかぶった。

強肩で座ったまま1塁に牽制してランナーを刺したこともあった。
これはドカベンの山田太郎が白新の不知火を刺して以来ではないだろうか（笑）

横浜在籍8年、ベイスターズ最強の助っ人外国人ロバート・ローズ。

実はベイスターズ引退後2年間のブランクを経て2002年にロッテと年俸8,000万円で契約しているのだ。

しかし彼はキャンプ中に「情熱なくなった」という理由から、わずか28日でアメリカに帰ってしまった。

数々の記録を残したロバート・ローズ。
わずか28日での退団は彼が最後の最後に残した、プロ野球記録だ。

歴代打率は現役ではソフトバンクの内川が.314で6位につけているが、この先.330（454打数150安打として）ずつ打ち続けたとしてもリーの記録を抜くには5年かかる。いかに.320という記録がすごいかがわかる。

ロッテの歴代最高の助っ人外国人はレロン・リーでいいだろう。

ちなみに上の写真の答えは左がレロン・リー、右がレオン・リーでした。

つづく

■プロ野球歴代助っ人外国人No.1を決める！【その9】～ロッテ

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